こんばんは!オリビアです。
ここ最近、「粘液と健康」が私の中の研究テーマ。
粘液というのは、膣の分泌液のことを指しています。
膣の潤いは、オーガズムフルなセックスをするためには、欠かせないし、膣内環境を健やかに保つのは、自分の健康のためでもあります。
そこで、今回は、『健やかなちつ』をつくるための自宅でできるセルフケアをご紹介したいと思います。
アーユルヴェーダ式ちつケア
『ちつのトリセツ 劣化はとまる』(原田純著/たつのゆりこ監修)は、インドの伝承医療アーユルヴェーダをベースにしたデリケートゾーンのオイルケア、会陰マッサージ、骨盤底筋体操を、筆者のリアルな体験談を踏まえて書いた本。
セックスレス歴20年で膣萎縮が始まった著者の、体とセクシャリティーに向き合う過程での心境の変化が描かれていて、とても興味深かったです。
冒頭から、「私たちの体にある10個の穴は、いつもしっとり、うるおっていなければならない」 「それが、穴の機能の正常であることの証」 と、粘膜の健康状態からちつのケアの大切さを説いていて、目から鱗でした。
性(生活)の充実の大切さを単なるエロい話にせず、「いかに人生に根ざした大切なことか」として聴いてもらうためにエビデンスを提示したり、小難しく表現したり、気を揉むことがあります。
そんな私の硬くなった頭を、「他の穴と同じよ」と、シンプルな言葉でさらりとときほぐしてくれました。
本の中では、アーユルヴェーダのちつケアが紹介されています。
ひとつめは、バスタイムにオイルマッサージを行う「オイルケア入浴となで洗い」
ふたつめは、オイルを使って、外陰部と膣内を指でほぐしていく「会陰マッサージ」
アーユルヴェーダでは、オイル+温めがケアの基本。お風呂場やお風呂上りの体を温めた状態で行うのが特徴です。
膣をオイルでマッサージすることで、膣萎縮、膣の潤い、ゆるみ、子宮脱や膀胱脱など婦人科系の不調のセルフチェックも出来るので、早期発見にも繋がります。
新しい発見だったのが、膣壁のザラザラやひだひだ感には、個人差がありますが、お手入れをしないまま年齢を重ねると、膣壁に凹凸があまり感じられなくなるそう。
これは、すぐにチェックしたくなりますね。
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