ローションいらずの排卵期(最低体温期)

妊娠可能な時期。体温が最も低くなり、排卵が起こります。妊娠を望む人は、腕まくり。そうでない人は、しっかり避妊を。

おりものの量が最も多くなるのが、この排卵期の2~3日間。透明で糸を引くくらいとろみのあるおりものに変化します。お手洗いで流れ出たり、ショーツがぐっしょりと濡れる人もいます。布製のパンティライナーを使えば、ショーツ生地も傷めず、快適ですよ。

このとろとろおりものには、意味があります。排卵日直後のおりものはアルカリ性で、精子が子宮にたどり着きやすくなる膣内環境を作り、受精の手助けをしてくれます。
濡れ不足による性交痛を感じる人は、排卵期に合わせてセックスしてみてはいかが?
それでも、天然の潤滑剤が足りない場合は、市販の潤滑ローションを活用してくださいね。

排卵期に、おりものに血が混じる「排卵出血」を体験したことはありませんか?

排卵出血の原因は2つ。“卵巣の表面が破れて起こる”ものと“排卵期のホルモンバランスの崩れで子宮内膜(子宮内の赤ちゃんのベッド)を維持する力がなくなってしまう”ため。
「膣からの出血」=「月経が早く来たのかな」と思うのは、早とちり!
「月経中は妊娠しないから“生”でしちゃう時もある」という人は、本当に気をつけてください。早く来た月経だと思っていたのが排卵出血かもしれません。

月経周期とセックスの関係性を探っていくと、その日のベストなセックスを発見することができます。そう考えると、ワクワクしませんか?
セックスの不快感を軽減させ、快感をアップするために、基礎体温測定は、マストな自己管理です。
さっそく、基礎体温計を買って、測定を始めましょう。

次回は、不調期と言われる、黄体(プロゲステロン)期と月経期のセックスについて見直してみましょう。

つづく。

Text/OLIVIA

次回は<黄体期はおっぱいの愛撫と挿入に注意!?月経周期とセックスの関係>です。
前回に引き続き、今回は黄体期(高温期)、月経期のベストなセックスについてレクチャー。生理に向かって心身ともに不調が出始めるこの時期は、どんなことに気をつけれるべきなのか? 多くの女子が気にしている「生理中のセックス」についてもお教えします。