好きになったからといって下手にでる必要はナシ

この、余裕のよっちゃんイカな感情に変化が起きたのは、3ヶ月目あたりでしょうか。
恋心が芽生えてきたのです。
理由は、自分でもわかりません。
これまでだって、ハイスペック男子とセフレ関係にあったことは何度もございました。
だからと言って、毎回恋心を抱いていたわけでもないのに。
人間の感情って不思議ですね。
カッコ良く言うと、「恋は、するものではなく落ちるもの」ってカンジでしょうか。

恋心が芽生えた後の筆者ですが、これといったアクションを起こすことはありませんでした。
だって、だって、だって!
あちら様は超・ハイスペック男子!
こちらが選ぶのではなく、あちら様に選んで頂くのが裏筋……じゃなくて筋というもの。
自分にできることは、あちら様が選びたくなるような立ち居振る舞いを心がける、その一点のみ!

この、なんにもしない姿勢が仇となったのでしょう。
タイミングが悪いことに、彼の地方出張が増え、東京にほとんど戻らなくなった時期にも重なり、自然消滅となりました。

いまにして思えば、「こっちが選ぶのではなく、あちら様に選んで頂くのが筋」だなんて謙遜する必要はナッシング!
なぜってセックスにおいてオトコとオンナは対等!
セックスフレンドという関係性も対等であるはず!
セフレと恋愛したいなら、下から目線はご法度!

「セックスだけの関係性って暗黙の了解だったはずなのに、恋心芽生えさせちゃってすいません!」が下から目線であることは火を見るよりも明らか。
そうではなく、「○○君のこと好きになっちゃったみたい、ハッハッハ!」が正解なのでしょう。

初出:2015.12.17

特集《セフレと恋愛はできるのか》
セフレを好きになってしまう女性は多い。でも、セフレから本命にはなれるの?そもそも、セフレと恋愛して幸せになれるの?
ハッピーエンドでも、悲しい結末でも「セフレとの恋愛の始末のつけ方」を考えてみる。