死ぬまでには観ておきたい映画のこと

愛と罪…シングルマザーと心優しき脱獄囚の恋『とらわれて夏』

心に傷を負ったシングルマザーは息子とともに、脱獄犯に強要されて彼を自宅に匿うことになる。決して危害を加えない彼と過ごしていくうちに母親と脱獄犯の間に愛が芽生えていく――。ケイト・ウィンスレット×ジョシュ・ブローリンでみせる夏の5日間を描いたラブストーリー。

 心が高い塀に囲まれているなら、もはや囚人といえるのかもしれない。
幾ら自由の身であっても、心が過去の悲しみに縛られていたり、救いようのない絶望に囚われているなら意味がない。

 この映画の主人公、シングルマザーのアデルはまさにそれ。心に深い傷を負い、家から一歩も出られない。
でも、そんな彼女を救ってくれるヒーローが現れる。
再び愛する喜びに触れ、幸せな日々を取り戻していくアデル。だが、その愛は決して許されるものではなかった。なぜなら、そのヒーローは脱獄犯だから。

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 『マイレージ、マイライフ』『JUNO/ジュノ』で世界中から喝采を浴びた新鋭ジェイソン・ライトマンが新たに描くドラマは、一人のシングルマザーが愛と人生を取り戻す夏の5日間です。

 主人公のアデルを演じるのはケイト・ウィンスレット。彼女が能天気な人物を演じると逆に不安になるくらい、今回も重いトラウマを抱えた繊細な女性を演じています。
その相手役、脱獄犯のフランクを『ノーカントリー』『ミルク』などのジョシュ・ブローリンが演じ、シングルマザーと脱獄犯という奇妙で愛に溢れたラブストーリーが繰り広げられます。


許されざる心優しい脱獄犯との恋

 【簡単なあらすじ】
 1987年、アメリカ東部の小さな町で暮らすシングルマザーのアデル(ケイト・ウィンスレット)とその息子・ヘンリー(ガトリン・グリフィス)はある日、見知らぬ男・フランク(ジョシュ・ブローリン)に偶然出会う。脇腹に血を流しているフランクに、家に連れていくよう強要されたアデルとヘンリーは、彼を匿うことになる。テレビではフランクが殺人罪で懲役18年の刑だと報じるニュースが流れていた……。

 危害を加えないことを約束するフランクは、やがて家を修理し、落ち葉を掃除し、洗濯と料理をこなすようになる。近所の住民が脱獄犯のニュースに騒いでいても、アデルとフランクは一緒に過ごしていくうちに次第に惹かれ合っていく。
フランクの優しさはアデルの過去のトラウマを塗り替えてくれ、彼女は失ったものを取り戻していく。しかし、その愛は決して許されるものではなかった――。