アラフォー婚活男子の会話から知る「セックス観」のスレ違い

アラフォー婚活男子

菊池美佳子 セックス オトコを甘やかすな Tina Franklin

 行きつけのカフェ(と言ってもチェーン店ですが)でコーヒーブレイクしていたところ、隣のテーブルの男性2人組が、非常に興味深い話を始めました。年齢は40代前半くらい、漏れ聞こえてくる話の内容から察するに、婚活中らしいのですが……。

 まず、「自分自身もう若くないのだから、相手女性に『若さ』を求めるつもりはない」とのこと。20代のピチピチギャルではなく、同年代の熟女ウェルカムという姿勢ですね。そのうえで、同年代の熟女に対して、とある条件があるらしいのです。「『専業主婦として家庭に入りたい』というリクエストはご勘弁を」と。

 これって要するに、20代のピチピチギャルならば、専業主婦として家庭に入りたいリクエストはオッケーということなのでしょう。同年代の熟女の場合、良く言えば「これまで積み上げてきたキャリアがあるだろうから、結婚後も夫婦共稼ぎでバリバリ働こう」ってことなのかな。歯に衣着せぬ物言いをするならば、「若さをセールスポイントにできない分際で、専業主婦になりたいだなんて図々しいんだよ!」ってことなのかな。

 一方で婚活中の熟女たちは、こんなふうに考えます。「自分自身もう若くないのだから、相手男性に『若さ』を求めるつもりはない」と。20代のピチピチなギャル男ではなく、同年代の熟男ウェルカムという姿勢です。そして、ピチピチなギャル男を求めないぶん、同年代の熟男にはこんなふうに考えるんじゃないのかなぁ。「もうそれなりの年齢なのだから、オンナ1人くらい食わせられなくてどうする!」と。

 20代のピチピチなギャル男ならば、まだ平社員の身だろうし、共働きオッケーと思うのでしょう。同年代の熟男の場合、良く言えば、「あなたのように素晴らしいナイスミドルは、オンナ1人食わせていくくらい、屁のカッパでしょ」ってニュアンス。歯に衣着せぬ物言いをするならば、「それなりに稼いでいるはずの年齢でありながら、『キミも外に働きに出てくれ』ってマジありえない」って思っちゃうのでしょう。