忘恋会2016

イケメンは恋愛のPDCAをまわせない/佐野恭平

終わった恋の足跡を辿る、忘恋会2016。17歳の恋愛観を引きずったまま大人になってしまった「男の恋愛」について佐野恭平さんに寄稿して頂きました。大切な人・好きな人だからこそ一緒に居たいのに上手く行かない恋愛…心当たりありませんか?

 終わった恋の足跡を辿る、忘恋会2016。
今年の締めくくりにふさわしいとっておきの恋愛納めコラムを厳選してお届けします。
一旦ケジメをつけて、来る2017年の新しい恋に備えましょう。

忘恋会 2016 佐野恭平 AM 失恋 終わった MTRL

 こんにちは。普段はSNSで毒を吐いたり、MTRL(マテリアル)という学園カースト上位層向けメンズwebメディアを運営しております、佐野恭平です。真面目に不真面目な毎日を、ひとまわりほど歳の離れたイケメンたちを相手に仕事をしていますが、イケメンにはイケメンなりの、世間が抱くイージーモードとはかけ離れた恋愛観があったりする。

「大人の恋愛」なんて

 30歳になりました。

 自他共に認める「大人」というものになってみて、今だから分かること。それは、お店の奥にあるのれんの向こう側の世界と、あの頃に抱いていたような大人像は妄想で、大人になっても中身はガキのまま変わっちゃいないということ。大人って、案外情けないのだ。

 マインドが変わっていないのであれば、恋愛のスタンスだって変わっていない。恋愛のハウツー本で「大人の恋愛は〜だ」と上から目線で語るコラムを読んだけれど、大人の恋愛なんて側だけで、実はそんなもの存在しないのかもしれない。
 無駄に増える知識と、テクニックと、使えるお金で大人風恋愛は出来ている。そのほとんどの大人たちが、高校時代は田舎で彼女とニケツして、駅前のミスドで語り明かした経験を持っているはず。

 あの頃の仲間たちが次から次へと結婚し、なにかしらの幸せを手にするのが30代。一方の自分は、17歳の頃から1ミリも成長のない恋愛観を引きずったまま大人になってしまったのかもしれない。
 17歳のまま…そう、まるでマイルドヤンキーのような恋愛観を。