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  • 2016.12.29

イケメンは恋愛のPDCAをまわせない/佐野恭平

終わった恋の足跡を辿る、忘恋会2016。17歳の恋愛観を引きずったまま大人になってしまった「男の恋愛」について佐野恭平さんに寄稿して頂きました。大切な人・好きな人だからこそ一緒に居たいのに上手く行かない恋愛…心当たりありませんか?

 終わった恋の足跡を辿る、忘恋会2016。
今年の締めくくりにふさわしいとっておきの恋愛納めコラムを厳選してお届けします。
一旦ケジメをつけて、来る2017年の新しい恋に備えましょう。

忘恋会 2016 佐野恭平 AM 失恋 終わった MTRL

 こんにちは。普段はSNSで毒を吐いたり、MTRL(マテリアル)という学園カースト上位層向けメンズwebメディアを運営しております、佐野恭平です。真面目に不真面目な毎日を、ひとまわりほど歳の離れたイケメンたちを相手に仕事をしていますが、イケメンにはイケメンなりの、世間が抱くイージーモードとはかけ離れた恋愛観があったりする。

「大人の恋愛」なんて

 30歳になりました。

 自他共に認める「大人」というものになってみて、今だから分かること。それは、お店の奥にあるのれんの向こう側の世界と、あの頃に抱いていたような大人像は妄想で、大人になっても中身はガキのまま変わっちゃいないということ。大人って、案外情けないのだ。

 マインドが変わっていないのであれば、恋愛のスタンスだって変わっていない。恋愛のハウツー本で「大人の恋愛は〜だ」と上から目線で語るコラムを読んだけれど、大人の恋愛なんて側だけで、実はそんなもの存在しないのかもしれない。
 無駄に増える知識と、テクニックと、使えるお金で大人風恋愛は出来ている。そのほとんどの大人たちが、高校時代は田舎で彼女とニケツして、駅前のミスドで語り明かした経験を持っているはず。

 あの頃の仲間たちが次から次へと結婚し、なにかしらの幸せを手にするのが30代。一方の自分は、17歳の頃から1ミリも成長のない恋愛観を引きずったまま大人になってしまったのかもしれない。
 17歳のまま…そう、まるでマイルドヤンキーのような恋愛観を。



マイルドヤンキーのまま大人になったら


 ブランドよりもデザインを好み、リッツカールトンよりディズニーが好きで、高級イタリアンよりマクドナルドが落ち着く、週末ジャスコの未来像。もっと言ってしまえば、愛情よりも友情だ。

 だから、ここぞというときに恋愛の優先順位が低い。相手のために自分の優先順位を変えられるのが大人ならば、いっそ子供だと言われてもいいとさえ思った。それが、2016年の恋愛の大後悔につながる。

 恥を捨て正直に言ってしまえば、2016年は1シーズン恋人に会わなかった。S/SからA/Wへ。その言い訳は「忙しい」などという最低なもの。会いたいときに会いに行けた17歳と、会いたいと言われても会いに行かない30歳。

 そういう意味では、17歳の頃よりも退化しているのかもしれない。

 会えない理由をもっともらしく並べてみては、会うタイミングさえ失ってしまい、もう「別れよう」って言ってくれた方が楽で、それさえも相手に言わせたくて。そんなことを繰り返しているうちに、相手から「会いたくない」のカードを切り出されてしまった…。

 好きだから一緒にいるはずなのに、それがなんのためなのかって思う日もあった。だから、この1年は恋愛において反省しかないんだ。余裕がなくなると、まわりが見えなくなる。そして、一番近くにいる人の大切さがわからなくなってしまう。

 おっと、少し暗い話になってしまった…! ここらで僕がエウレカのオフィスが入居するビルのトイレでヤッた話でも聞いとく?

 いわゆるアラサー。仕事もプライベートもノッてくるイイお年頃。結婚していなくても人格否定されないし、もしかしたら今が一番のモテ期ってメンズも多いのでは?

 アラウンド自分の統計上、17歳の恋愛観を引きずったままの大人はイケメンに多い気がする。なまじモテてしまう彼らは、恋愛のPDCAサイクルを回していなかったりする。自分本位な王子様は、いつかどこかで痛い目をみるのだ。

 そう、まるで2016年の僕のようにね。

 脱! マイルドヤンキー式恋愛。恋愛レボリューション2017!

Text/佐野恭平

佐野恭平(さの きょうへい)
1986年8月22日 静岡県出身
株式会社MTRL代表取締役・メンズ向けWebサイト「MTRL(マテリアル)」編集長。自身のモデル経験を生かし、2015年5月にサイトリリース。MTRLは、イケメンモデルを起用しながら、スクールカースト上位層向けにファッション・ヘア・コラムなどの“モテ”にまつわる情報を発信している。

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