男は「過去」が気になる?
巷では、三谷幸喜さん脚本のNHK大河ドラマ『真田丸』(堺雅人さん主演)が神レベルに面白いと、大評判になっていますね。筆者も、歴女の端くれとして、毎週楽しみに視聴しております。ところで「歴女」という言葉……いまでこそブームになっていますが、歴史って本来は「男性が好むもの」というイメージでした。愛読書が、『竜馬がゆく』とか『三国志』って男性、ものすごく多いですもの。
歴史って、要するに「過去」です。男性は、過去に対する意識が強いように感じます。歴史には興味がなくても、「過去」にこだわる男性はけっこう多いです。つい先日、ふらりと入ったカフェにて、二人組の男性が、何やら神妙な面持ちで話し込んでおりました。どうやら、カノジョの過去の水商売経験が発覚し、交際継続を悩んでいる様子。ほーらね、男性は「過去」に対する意識が強いんですよ。
男性がもつ「厄介な純粋さ」
さて。カノジョが水商売をしていたのは、10年以上も前とのこと。尚、水商売といっても、銀座や六本木のような、本格的なクラブではなく、ガールズバーとのこと。その程度の過去、ちっとも珍しくないでしょと、ツッコミを入れそうになりました。
女性は、彼氏が過去にホストクラブやメンキャバでの勤務経験があったとしても、大して気にならないですよね。これが、男女の思考の違いってやつなのでしょうか。
10年前のガールズバー就労が気になるとは、男心って意外と純粋なのかもしれませんね。先々週は、「男心は残酷」と書きましたが、残酷な一面とは裏腹に、純粋な部分もあるようです。残念なのは、キュンとくるような純粋さではなく、厄介な純粋さであるということ。厄介ですよ、10年前のガールズバー就労が理由でフラれるだなんて、カノジョ側としては納得いかないでしょうから。
男性が持つ「厄介な純粋さ」について、女友達のA子に意見を求めたところ、彼女はセックスにおいて、厄介な純粋さに困惑させられたとのこと。セックスフレンド男性に、「自分史上、もっとも過激だったセックス」を問われた際、ハプニングバーでの性体験を挙げたところ、彼が不機嫌になってしまったのだとか。
確かにハプニングバー体験は、ガールズバー就労に比べると、過激度は増すかもしれません。ですが、「もっとも過激だったセックス体験」の話題を出したのは男性側です。A子が、自ら語ったわけではありません。にも関わらず、不機嫌になるって、まさに厄介な純粋さ! A子いわく、そのセックスフレンド男性ともハプニングバーに行ったことがあり、そのときの「すごーい」とはしゃぐ姿は演技だったのか、と指摘されたそうです。
女性は、男性が過去にどれだけ過激なセックスを体験していたとしても、いま現在自分と行なっているセックスにおいて、「彼は演技をしている!」だなんて思わないですよね。まぁ、「射精」という目で見てわかる現象がありますし。そういう意味では、男性が女性に対して演技疑惑を抱くのは、ある程度仕方ないことかもしれません。それを差し引いても、過去のセックス体験を気にされるのは厄介ですけどね。
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