タイツまでは男を甘やかさない
先日、6年ぶりくらいにズボンを購入しました(「パンツ」と書いたほうがオシャレなのでしょうけど、下着と混同するので、ズボンと書かせてください)。
この6年間、筆者宅のクローゼットには、(ジョギング用のジャージ以外)ズボンというアイテムが存在しなかったのです。
エブリデイ・スカート生活ですよ。
スカートのほうが、確実に男性ウケが良いですからね。
この6年間、スカート生活を貫いたのは、業務委託で家仕事をしている女友達のひと言でした。
「月イチで本社に顔を出す際は、必ずスカートで赴くようにしている」
彼女は決して、お色気で仕事を得ているわけではありません。
ですが、本社には男性社員も多いわけですし、スカート出社がベターと判断したのでしょう。
彼女の言葉に感銘を受け、エブリデイ・スカート生活を実践してきた次第です。
そして6年の年月を経て、この冬、久しぶりにズボンを穿きました。
あったかいですね!
両脚が、二本の筒状布に保護されているだけで、こんなにもあったかいとは!
クマムシのように、「あったかいんだからぁ♪」と歌いたくなりましたよ。
今後は、ズボンの数を増やし、エブリデイ・ズボン生活へと移行していく所存です。
そもそも筆者は、極寒の地・東北出身の割には、超が付くほど寒がりなのですよ。
寒がりで「SAM」と名付けた、TRF・SAM氏の気持ちがよくわかります!
では、6年間のスカート生活ではどのように寒さをしのんでいたかと申しますと、タイツです!
180デニールとか200デニールの超・極厚タイツを合わせるのが定番でした。
以前読んだ雑誌に、「デートに60デニール以上のタイツで来る女性はビミョー」という意見が、一般男性の声として掲載されていましたが、そんな意見は華麗にスルーです。
このクソ寒いなか、男性目線を意識してスカートを穿いているだけでも充分立派!
タイツくらいは200デニールだってええじゃないか!
そりゃ、ババシャツだとか毛糸のパンツだとか腹巻きだとか、そういった類のアイテムを装着してセックスに臨むのは、男性を萎えさせるでしょう。
そのへんは、セックス淑女として、いかに慣れた間柄の相手でも、自粛するべきでしょう。
そのぶん……って言い方もヘンですが、タイツくらい200デニールを穿かせて頂きたいと思うのでした。
Text/菊池美佳子
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