バイブのお供を探す旅「オカズクエスト」に出かけよう!
それでは「バイブのお供」すなわち「夜のおばんさい」は何が重要か?
やはり「自分が興奮するかどうか」でしょう。
しかし、自分が興奮するジャンルもわからないと、エロスは高まらない。
ゆえに私は「地球のみんな、オラにエロスを分けてくれ!!」の心意気で、オカズクエスト(オカズ探しの旅)を続けてきました。
旅の起源を思い出せば―――そう、私は二次元萌えの漫画育ち。悪そうな奴は友達に1人もおらず、親にマジ感謝もしていません。ドラゴンアッシュよりもドラゴンボール派の私は、小学生時代に少年ジャンプの『やるっきゃ騎士(ナイト)』で性に目覚め、高校時代に山本直樹の青年漫画でオナニーに目覚めました。
そのせいか、今でも漫画をオカズにすることが多い。
一方「高校時代、村上龍の『トパーズ』をオカズにしていた」という活字派の女友達は、今でも官能小説をオカズにしているそう。
が、高校時代から倍ほど年を重ねて「最近、老眼入ってきて活字がツラい」という声もちらほら。そんな時はブルーベリー食べながら自慰するといいかも。
夏休みの作文気分で書いてみては?
幸い視野はまだハッキリしている私ですが、たしかに官能小説は難読漢字が多い。
『屹立した剛棒で淫穴をぐぶりと貫通して律動させた』みたいな文章を読むと「重箱読み?湯桶読み?」と悩みます。
また、官能小説はヒロインに人妻が多いせいか、スケール感に欠ける。
私としては「野営中に傭兵部隊の伍長にやられる」みたいな話が読みたいのに、出張中に会社の部長にやられるとか、帰省中に義理の弟にやられるとか、話がしょぼいのです。
ヒロインが人妻でももっとスケール大きくできるんじゃないか。たとえば…
<人妻アル子が台所でネギを刻んでいると、指名手配中の逃亡犯がガラスを割って飛び込んでくる!
逃亡犯は元FBI捜査官で、組織的な陰謀により無実の罪をきせられ、我が家に逃げ込んだのだった。
彼のケガの手当てをしながら、その鍛えられた肉体に体がカッと火照り、秘園がズクズクと疼くアル子。
思わず「あなたの屹立した剛棒で私の淫穴をぐぶりと貫通して律動させて!」と叫んでしまう。
台所で激しく求め合うふたり、飛び散るネギ。
情事のあと、彼は語り始めた―――陰謀の黒幕は軍需産業の大物と共和党のネオコン議員であると>
みたいな。夏休みの作文気分で、自分で書いてみるのもアリですね。それを友達同士で発表しても楽しそう。