今まで様々なセックスを経験してきたが、自信を持って言えるのはまったく同じセックスはないということだ。
セックスをどう経験するかは人によって大きく異なってくる。物理的な刺激でセックスを楽しむ人もいれば、妄想やファンタジーの中でセックスを感じる人もいる。
ビジュアルで興奮する人もいれば、他の感覚を使ってセックスを体感する人もいる。
もちろん、白黒ハッキリ分かれているシンプルなものではなくて、複雑に入り組んだものだ。
そこにノーマルとアブノーマル、善と悪、気持ちいいと気持ち悪いというものさしを押し付ける意味はない。

 セックスをしている最中、自分のしたいセックスがノーマルの域をはみ出すことを心配せずに、好きなことを好きだと素直に言いたい。
そんな簡単なことをできるようになるまで随分時間と労力がかかった。
この広い世界には多様なセックスを受け入れるスペースが有り余るほどある。
自分のセックスを否定する必要はないし、他人の性癖を否定する必要もない。
だから、最近変わった性癖をからかう友人を冷静に注意するようになった。

「人の性癖を笑うな!」

Text/キャシー

次回は <ボーイフレンド?パートナー?恋人の呼び方に悩む理由>です。
次回は「パートナーの呼び方」について。彼氏/彼女…皆さんは他人の前でどの様に呼んでいますか?