こんなにネガティブに語ってしまったが、恋愛をするなと言いたいわけではない。
自分とは違う他人と一緒になって問題を解決するのは簡単ではないが楽しい。
その難関を乗り越えた瞬間を誰かと分かち合えるのは間違い無く幸せだ。
ただ、その幸せに至るまでの汗や涙も恋愛の一部であることを忘れてはいけない。
そのビタースイートなプロセスに価値を見出せる人なら、きっと恋愛を楽しいと思えるだろう。
つまり、恋愛好きの人は自分をとことん追い詰めるのが大好きなマゾってことだ。

「どうしてこの人と付き合っているんだろう? この恋愛は自分が求めていたものだったのだろうか? 今ここで歩き去ったらどうなるだろうか?」

 今の彼氏とは付き合って4年以上になるが、こうした考えは定期的に頭の中を駆け回る。
それに対する答えは持ち合わせていない。
きっとこれからもその答えにたどり着くことはないだろう。
目の前には、今までに解決した問題と、これから解決する問題と、解決をあきらめている問題がゴロゴロ転がっている。
この恋愛をしている限り、その不安定な足場からは逃げられない。
それを含めて楽しめないとやってられない。

「誰か見つけたら、40歳までに子供も欲しいんだよね」

 恋愛がいかにめんどくさいか説明している横で、友人はもっとめんどくさい夢を追いかけていた。
思う存分に苦しんで、充実した日々を送ればいい。

Text/キャシー