―もしもジェイムズさんが女子大生だとして、目の前にクリスチャン・グレイが現れたら、主人公のアナと同じように恋に落ちると思いますか？

J：　イエス！絶対にね！既に彼に恋しているくらいよ。

―私もです！（笑）

―『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』は累計１億部突破と、全世界で大ヒットし、特に女性から多くの支持を受けていますが、その理由は何だと思いますか？

J：　純粋な恋愛物語がベースになっているからかも。日本以外では大ヒットしたのよ（笑）。
他の国では、本を読んだ人の口コミでどんどん広がったことがヒットに繋がったの。この本の読書グループもあちこちにできているし。
でも、日本の女性は友達同士であまりセックスの話をしないから、読んでみて面白いと思っても、友達にも薦めにくいらしくてなかなか広まらないと聞いたわ。

―そういう所にも国民性が出るんですね。
読者からたくさん感想も寄せられていると思いますが、特に心に残った感想はありますか？

J：　「セックスライフが改善しました」「インスピレーションを受けました」とか、とにかくたくさんのメールをもらったわ。
クリスチャン・グレイのように子どもの頃に親から虐待を受けていたという女性から、「本の中でクリスチャンが健全にそのトラウマを乗り越えていく様子を見て、自分の扉が開いたような気がしました」とメールで頂いた時にはとても心を打たれて涙が出たの。