カップル文化と同性文化
J:欧米の女性は「こういう流れでセックスしたい」って明確なビジョンがあって、細かく指示してきたりする。相手のシナリオ通りに動くのは大変だけど、そんな風に積極的なのは嬉しいよね。
アル:その方が女子の満足度も高いしね。
J:日本人は受け身な女性が多いよね。「どうしてほしい?」と聞いても、ハッキリ言わないし。だから手探りで頑張るしかないけど、それでイッてくれるとすごく嬉しい。
アル:それも演技の可能性が高いが。
J:えーっ!(笑)
アル:女はみんな女優だもの、千の仮面を持っているのよ!(Cガラスの仮面)
実際<8割の女性がイク演技をしたことがある>ってデータもあるし。映画『When Harry Met Sally』(邦題「恋人たちの予感」)でも、そういうシーンがあったでしょ?
J:あったあった(笑)。メグ・ライアンがビリー・クリスタルに「男はオーガズムの演技を絶対見抜けない」と言って、レストランで演じてみるシーン。あのシーンはすごく面白かった。
アル:今ここでやってみようか?
J:いやいや(笑)。隣りの席、おばあさんの団体だから。
アル:隣りの席もおばあさんの団体だし、オサレなカフェなのにカップルが一組もおらんのう。
J:店中、女子会だらけだよね。アルが言ってたように、日本はカップル文化のない同性文化の国なんだな。
アル:75歳の義母も「女同士が一番」と言って、しょっちゅう高齢女子会やってるよ。女友達とランチや花見に出かけて楽しそう。
J:おばあさん達が女子会やってる間、夫のおじいさん達は何をしてるの?
アル:家で蕎麦でも打ってんじゃないの?
J:そうか…。うちの両親は離婚してるけど、お互いにガールフレンドやボーイフレンドがいるけどね。
アル:うちの義母はバツイチだけど「男はもうたくさん」って言ってるよ。
一方、スウェーデン在住の叔母さんは71歳バツ2だけど、つねにボーイフレンドがいる。「新しい彼氏のために豊胸手術した」って言ってた。
J:豊胸までしたんだ!すごいな~。
アル:つーか、アラ古希になってまで、男のために豊胸なんて真っ平だけど。私はしぼんだ乳で、女友達とまったり温泉につかりたいわ。
J:そうか、やっぱり女同士がいいんだ(笑)。
Text/アルテイシア
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