ついに大人のおもちゃ使用のときが…

そして宴は果て……。二人組男性のうち一人が、筆者宅と同じ方向だったことから、彼と二人で帰ることになりました。北島康介選手似のダイビングインストラクターだったので、仮にコウスケとしましょう。コウスケ宅と筆者宅は1~2分の距離。継続的な性友に最適な相手です。コウスケのほうも同じ考えだったのでしょう。当たり前のように筆者宅でセックスをすることになりました。

ベッドに押し倒され、コウスケが筆者の上に覆いかぶさり、いざセックス! その瞬間でした。コウスケの視線が、部屋の端っこのほうへ……。

「あれってもしかして大人のおもちゃ?」

そう、3年前に演劇仲間から贈られたものの開封もせず部屋の隅っこに転がっていたコケシが、遂に日の目を見ることとなったのです。筆者は、仲間内での冗談が過ぎるバースデープレゼントであると説明しました。筆者の説明を聞きながら、瞳をらんらんと輝かせるコウスケ。そして、「使ってみようよ!」と。

筆者は二つ返事でOKしました。3年も月日が経てば、かつての「大人のおもちゃ」に対する嫌悪感は消えているものです。わざわざ一人で使おうとは思わずとも、男性とのセックスに用いるのはアリかなという気持ちになっていました。

大人のおもちゃに限らず、ちょっとでもスタンダードセックスから外れたプレイを求められると、「愛が感じられない」だの「私はカラダだけのオンナなのね」だの泣き叫ぶ女性も存在しますが、まぁ落ち着いてください。
どうしてもNGなプレイ以外は、試してみるのもアリだと思いますよ。「キミの股に一升瓶をぶち込みたい!」というリクエストはさすがにお断りですが、小ぶりのコケシくらい受け入れましょうよ。