この時の筆者は、夜からテレフォンセックス嬢の仕事が入っていたので、睡眠時間を確保したい気持ちもありました。しかし、『休日以外はセックスしない…平日禁欲主義の女たち』にも書きましたが、「セックスは休みの前日のみ！」というスタンスでは永遠にセックスチャンスはゲットできません。セックスをしたという満足感が、寝不足の辛さを吹き飛ばしてくれるに違いない、と前向きに捉えましょう。

　さて。彼とのセックスに「満足感」はあったのか……という点ですが、正直なところビミョーでした。いや、筆者がというよりも、彼のほうがビミョーと感じたかもしれません。
だって！　明け方にセックスを開始して、彼が射精に至ったのは夕方ですよ！　途中休憩を入れたとはいえ、一発の射精に十時間かかったのです。打ち上げ帰りで酔っ払っている状態とはいえ、それを差し引いても遅漏すぎるでしょ。

　最近では、刺激の強すぎるオナニーの影響か、遅漏男性が増えていると聞きます。
皆様も、うっかり遅漏男性に遭遇することがあるかもしれません。服を着た状態では、早漏か遅漏か見分けられないですからね。遅漏男性との対戦心得ですが、相手も責めず、己も責めない！　このひと言に尽きます。相手とて必死なのです。私たち女性側も、「長時間楽しめてラッキー」くらいのポジティブシンキングでいきましょう。
また、「自分の膣がユルいのかしらん？」と気にしすぎるのもNG。お股が乾いてしまいますよ。「過去の対戦相手全員が遅漏だったわけではないのだから、自分の膣はユルくないはず！」と、自信を持ちましょう。

Text／菊池美佳子

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