なぜイク演技をしてしまうのか!追い込んでいるのは実は「自分の喘ぎ声」です

イク演技したことある人〜!

セックス中に一度でもイク演技をしてしまったことがある人、手を挙げてー!多分今7割くらいの女性が手を挙げました。(国内外でこれまでに行われた複数のアンケート調査では、6~7割の女性がイク演技をしたことがあるという結果が出ています)

私もイク演技をしたことは何度もありますが、イク演技はしたくてしてるんじゃないんですよね。相手を騙してやろうなんて思ってないし、できれば本気でイキたかったんです。でも、なんとなく気持ちいい感じでアンアン言っていたら結果的にイク演技をしなきゃいけない空気になってしまったというのが理由です。実際に周りの女性の声を聞いても、台本のないタイプのAVを見ていても、同じ理由でイク演技をしている人が多いように思います。

イク演技が呼ぶ負のスパイラル

イク演技のひとつやふたつ、別に大した作業ではないので軽く考えがちだと思います。「これで相手が喜んでくれるなら、セックスが盛り上がるなら今日はいっちょ頑張ってあげますか!」くらいのノリでやってしまいます。でも一度やってしまうと戻れないのがイク演技。相手からすると「ははーん、こうすればイクんだな」と覚えてしまうし、演技とはいえ「イクー♡」の姿に興奮して自信までつけてしまうので、次回もまた「イクー♡」を求めてイキ待ちが始まるんですよね。一度イク演技をしてしまうと、同じ相手とセックスする限りは毎回イクパフォーマンスを求められてしまうこということです。

そして、最悪なことにイク演技がセックスのルーティンになると、せっかく気持ちよくなってきて本気でイケそうになってきても「そろそろイカなきゃ」と意識が演技に向いてイケなくなり、その相手とのセックスでは絶対にイケなくなる負のスパイラルに入ります。なのでイク演技は自分のためにもやめた方がいいです。

イク演技に追い込むのは喘ぎ声?

話は戻りますが、そもそもイク演技は‟イク演技をしなきゃいけない空気”のせいです。そして、その‟イク演技をしなきゃいけない空気”を作っているのは、実は盛りすぎな喘ぎ声です。

喘ぎ声をリアルな感度よりちょっと盛る程度ならいいんですけど、喘ぎ声を盛ることに慣れてくると、受ける刺激の強さで声に強弱をつけてみたり、高低の使い分けをしてみたりと、単調にならないように自然と工夫し始めてしまうんですよね。
喘ぎ声にリアルさを追究していくと最終的に行きつくのが、タイミングと男性の興奮度に合わせて喘ぎ声を盛ること。同じペースで突かれている時には「段々気持ちよくなってきました」とばかりにクレッシェンドの喘ぎ声。そしてピストンが激しい時にも動きに合わせて激しい喘ぎ声。そのリアルさが「もうイキそうなのでは!?」と思わせるんです。そしてイキ待ちの空気が漂い始めます。「ほら!イクでしょ?ほら!」と言いたげな激しいピストンがまさにそう。全然イキそうじゃないのに「イキそう?」「イッていいよ」と男性が言いうのも全てその喘ぎ声のせいです。
こうなったら、イキ待ちに気付かないフリをして激しい喘ぎ声を延々続け困惑させるか、イキ待ちのプレッシャーに負けてイク演技をするかの二択になってしまいます。