目線の位置で気持ちが変わってくる

そして目線。
みんなもちょっと試してみて。
腰を丸めて座っている時、腰を伸ばして座っている時、自分の目線が変わるよね。
腰を丸めると、首が前に出て目線が斜め下に落ちる。
腰を伸ばすと頭が背骨の上に乗っかって、目線が正面かちょっと上になるの。
それと一緒に、なんとなく、気持ちのテンションが変わるんだけど、わかるかな?

あと、気持ちだけでなくて、発想も変わるんだよ。
「今晩のごはん何食べよう?」っていうのを2つの姿勢で試してごらん。
食べたいものが変わるのがわかると思うよ。

目線がナナメ下はちょっと暗め、ネガティブめ。
正面やちょい上は明るめ、ポジティブめ。
ね?目線が変わると、気持ちや発想が変わるの。

私、もともと心理療法をやっていたんだけど、体のアプローチに変えたのはこれが理由なの。
カウンセリングとか、催眠療法とか、難しいことをやらなくても、体が変わると、発想や気持ちや感受性って変わっちゃうんだよ。

目線が斜め下に落ちると、物理的にも視野は狭くなる。
逆に、正面やちょっと上だと拡がるよね。
視野が狭くなると、自分自身のキャパも狭いと脳が思っちゃう。
「どうせコレしかできないし」って発想が制限されたり、別の角度からものが考えづらくなっちゃうの。