肉体疲労させることが、神経の疲れをとるのに効果的!
神経の疲れをとるのには、神経疲労を解消するよりも、神経をあんまり使い過ぎないようにする方が大事。
そして、神経を使い過ぎない最高の方法は体をいっぱい使って、肉体疲労すること!
そうすると、神経を使うのが面倒くさくなっちゃうの。
ほら、体がクタクタになっちゃうと疲れちゃって「もー、どーでもいいや」ってなっちゃうでしょ?
細かいことがどーでもよくなっちゃうじゃない? アレよ、アレ。
ちなみに、私はそれを「クタクタ☆ハッピーの法則」と呼んでおります(笑)。
「クタクタ☆ハッピー」って本もあるので、興味のあるひとはぜひどうぞ。
ジャズのライブで体の動きを観察していたら…
さて、今日はそれとは別に、以前私が発見した面白いアプローチをお話しするね。
クタクタ☆ハッピーを発見するまで、10年以上の長い年月をかけて、神経の疲れがとれるもの、体がゆるむものを探し続けていたの。
ある時、ふとジャズドラマーである私の夫・つの犬こと、角田健の即興演奏のフリージャズライブを見に行ったときのことを思い出した。
ジャズのライブハウスって行ったことあるかな?
オサレなところはきれいでイケてるお姉さんやお兄さんがいっぱいいるんだけど、場末っぽい老舗のライブハウスに来る常連の人たちって、とても特徴があるの。
なんていうかな、ちょっとオタクっぽいっていうのかな。ウンチク好きの、まさに頭や神経使っている系のオッサンが多いんだよね。
楽しいライブがはじまる前、フツウならウキウキドキドキのはずなのに、そういうライブハウスのお客さんたちは演奏の寸前まで、単行本かなんかを読んじゃっているの。
ちなみに演奏の後も、自分の知識をひけらかすようなウンチク批評大会なわけ(笑)。
さて、演奏スタート。
私は仕事柄、洋服を着た上からでも椎骨を中心にとした、体の動きを観察することができるのね。
演奏が始まってしばらくすると、お客さんたちは首をボキボキ、グルグルさせ始めます。
これは、アタマが弛んできたサイン。頭の付け根あたりの首の骨がムズムズ動き出して、首ボキボキしたくなってきたの。
からだの動きは背骨のキワを通って腰椎1番へ。ここもアタマのキンチョウと関係の深い骨。
その1番が弛むと骨盤のロックがはずれたようにフリーになってくるの。