その自己開発、楽しいの?膣トレしまくったり全神経を集めて感じたりしなくていい

セックスの質問に段々傾向が…!

セックスやオナニーに関する質問をネット上で受け付けていて、これまでに1500以上の質問に回答してきました。この連載を読んでくれている方からのちょっとした疑問から深刻な悩みまで、幅広い話題が届くおかげで、慢性的なコラムネタ不足も解消されています。ありがとうございます!

さすがに1500件以上質問が届くと、内容に偏りが出てくるのが面白いです。【イキたい】【男性を喜ばせたい】【おもちゃ選びを手伝ってほしい】【性交痛】【マンネリ化・レス化を防ぎたい】このあたりが特に多い内容ですね。この連載を読んで私のことを知ってくれた方がほとんどなので、中でもセックスでイクための自己開発に関する質問が多いです。

その自己開発は楽しいの?

自己開発をするのは大いに結構だと思うんです。セックスやオナニーでもっと気持ちよくなるためのポジティブなトレーニングだし、気持ちいいオナニーを兼ねているし、そのために新しいアイテム選びをするのだって楽しいです。自己開発を楽しそうだと感じる人が、実際にワクワクしながら行うことは賛成です。

しかし、自己開発に行き詰ってプレッシャーになっていたり、執着に近いことになっていたりと「それって楽しいの?」と聞きたくなるケースがあるのも事実です。例えば「セフレの手マンではすごく気持ちよくて潮も噴くのに、オナニーだと中に指を入れてもおもちゃを入れても気持ちよくなくてクリイキしてます。オナニーでも中で気持ちよくなりたいです!」「正常位では気持ちよくなれますが、バックではどうしても気持ちよくなれません。どういうトレーニングがいいですか?」「どうしてもポルチオでイキたいです!〇〇と△△は試しました。あとは何ができますか?」などです。何か全然楽しそうじゃないですよね。読んでいて眉間にシワが寄ってしまいそうです。

どんなちんこでもイクとか思わない

このような切羽詰まった質問に対して私が言いたいのは「落ち着いていきや~」です。気持ちはすごく分かるんですよ。自分にも覚えがありますが、セックスを極めようとすると、自分にできないことがあるのが嫌なんですよね。どんなに小さいちんこでもイケるようになりたいとか、腟トレで鍛えまくってバナナを引きちぎれるくらいになりたいとか、そんなヘンテコな所にこだわりが出てきてしまいます。