今回のテーマは「浮気しそうになった瞬間」だ。
結論から言うと、結婚してから浮気をしたことはないし、しそうになったこともない。
だが浮気の定義に「二次元の男」が含まれていたら、私はすでに離婚されているし、慰謝料を二兆円請求されて「おっとそろそろ調停の時間でござる」と席を外さなければいけない。
世の中には風俗どころかAVでヌくのも浮気という、ストロングスタイルな法を課している人もいると聞くが、とりあえず日本国憲法上、二次元が法に触れていなくて本当に良かった。
しかし、浮気だけでなくすべての事に関して言えることだが「絶対自分はそんなバカなことはしない」などとは絶対に言えない。
浮気する可能性はゼロではない。では今後「浮気しそうになる瞬間」があるとしたら、それは一体どのような時であろうか。
浮気犯を逮捕し事情聴取をすると、容疑者は「寂しくてやった、今は後悔している」などと供述することが多い。
された側からすれば「そんな理由で」と思うだろうし、その後「つまり、寂しがらせたお前が悪い」と続けて供述したら、その場で銃殺しても良いルールにもなってはいるが、この「寂しかった」というのは、有力な証言である。
「寂しい」などと、センチメンタルジャーニーな言い方をしているが、簡単に言うと「暇だった」のだ。
パートナーに構われなくても平気、という人は大体、1人で時間を潰す術を知っているのだ。
むしろ構われないことをこれ幸いに趣味に没頭していたりさえもする、そういうタイプは「浮気する暇なんかない」のだ。
片や、パートナーに構われることでしか、己の暇を潰せない人間は、相手に構われなくなると「やることがなくなる」。
そして「他人に構われることしか暇を潰す術を知らない」ので、他に構ってくれる人を探そうとしてしまうのだ、それが「寂しかったから浮気」である。
先日地元の友人と集まったのだが、その時「我が県は浮気率が高い件ワースト2」だという話になった。
それに対する我々の意見は満場一致で「うちの県、他にやることないもんね」だった。
我が県は、浮気率2位なのと同時に、総理大臣排出人数第1位の県でもあるのだが、正直言って「他に何もない」のだ。
ちなみに、その時集まった場所は「ガスト」である、ガストぐらいはある、舐めるな。
つまり「テレビもねえ ラジオもねえ セックス以外やることねえ!」という、突然本音を言い始めた吉幾三みたいな状態なのだ。
もちろん、これは勝手な仮説でしかないが「娯楽が少ないから恋愛やセックスという原始的遊びをして時間を潰すしかない」というのはあながち間違いではないのではないだろうか。どうせ原始的なら、火を起こしてみる、とかの方が今後役に立ちそうな気がする。
- 1
- 2