「隠し通してくれ」

世界に一つだけの穴と、パートナーに言えない秘密/59番目のマリアージュ ショーツ パンツ 綿 下着

 これも知り合いから聞いた話だが、真面目で優しい夫と暮らす妻が、夫の部屋で使用済みの女物のパンツを発見して、大ショックを受けたんだとか。

 夫を問い詰めると「パンツはネットで購入した、これは自分の性癖なんだ」と打ち明けたという。

 その話を聞いて「もっとちゃんと隠せよ」と思った。バレたら妻が傷つくとわかっていて、それでも所持したいのなら、絶対バレない場所(胃の中など)に隠すのが、せめてもの気づかい・思いやりじゃないか。

 アサシン嬢も「性癖は生まれもった業説」を唱えていたが、その夫に「使用済みパンツに興味をもつな」と言っても無理だろう。そして「理解したくても、無理なものは無理」という性癖があるのも事実だ。

 たとえば使用済みパンツやスカトロなど、他人に迷惑をかけない性癖でも、自分は理解できないし生理的に嫌悪感がある、という場合はしかたない。

 自分のパンツやウンコを「これで間に合わせろ」と差し出すのもイヤだし、「その趣味はやめてくれ」が本音だけど、相手の人生にどうしても必要であれば「隠し通してくれ」しかない、と私は思う。

 アサシン嬢に意見を求めると「私も正直『やめてくれ』と思いますが、性癖って業なので止められないですよね。だからアルさんと同じで『隠し通してくれ』って感じです。でも知っちゃったらどうかな~。ウンコを食うのは無理ですね。もうその口とキスできないし、その口と一緒に食事はできないと思います」とのこと。

 昔、アサシン嬢はエロ本の編集部でスカトロ担当だったが、自然と食欲が落ちて、気づくと7キロも痩せていたそうだ。私も夫にスカトロ趣味があると知ったら食欲が失せるし、感染症とかめっちゃ気になると思う。

 ちなみにアサシン嬢いわく「別の出版社の編集から聞いた話によると、AV女優さんの使用済みシミ付きパンツをプレゼントする企画とかは、新品のパンツにローションとウーロン茶でシミを偽装していたそうです」とのこと。

「シミの偽装にはローションとウーロン茶を使用する」との知見を得たので、シェアしたいと思う。食欲がなくなった方がいたら申し訳ない。