実子は潤滑油になるべし
最後のポイント。
実子にとっても「他人の家」になった実家。でも、実子の妻・夫からすると他人感はもっと強くなります。
二世帯住宅でも同じように、両親と義理の娘・息子が揉め事なく過ごすには、実子の果たす役割は重大です。何しろ、両者を一番よく知っているのは、実子ですからね。お互い違う生活スタイル・価値観を持つ者同士が同じ屋根の下で過ごす帰省中に、何が地雷になりそうかが分かるのも実子です。
自分が実子であるとすれば、取り持つ意識を持つこと、パートナーの実家への帰省であれば事前に「よろしく!」と一言頼んでおくこと。
楽しい帰省を楽しくするのは、実子の双肩にかかっているといっても過言ではありません。
相手が親であっても「親しき仲に礼儀あり」を意識することが、帰省を快適にする鍵となります。
次回の記事では、帰省中の親戚付き合いについてのあれやこれやを紹介します。
お楽しみに!
Text/斗比主閲子
初出:2016.12.07