今の自分の状態を知ってもらいたい

仕事の話をするもう一つの理由には、家庭を運営する上で、今の私の状態がどうなっているかを配偶者に知ってもらいたいというのがあります。

いつ休暇を取るかだって仕事次第のところはありますからね。自分がめちゃくちゃ忙しいのであれば、それは忙しいと伝えた上で、家事育児の分担や外部へのアウトソーシングも検討しないと後でしっちゃかめっちゃかになる。

もちろん、仕事の収入の話も大事。家をどうする、子どもを何人持つ、子どもにどんな教育を提供する、どう資産運用する、介護費用はどうする……など、家族を運営しようと思えば、お金の話はつきものです。

仕事が上手くいっていないのであれば、それを共有しないと、支出を抑えるとか打開策を実行することもできません。

自分が楽になるだけではなく、仕事が家庭にどれくらい影響があるかを知ってもらうために、私は仕事の話をパートナーに伝えています。

仕事の話をしたくないときもある

ただ、毎日毎日仕事の話をたくさんしたいかと言えばそんなこともありません。

まず、あまりに疲れ切っているとき。そもそも口を開くことさえしんどいので、話すより先に休みを取ろうとします。

他には、つまらない話題でパートナーが楽しめないなと思ったとき。オチのない会話じゃないですけど、ただ淡々と他人の話を聞くのは大変なことですから、あまり面白いストーリーにならないネタは伝えません。

私はこんな感じですが、配偶者に仕事の話をしたがらない理由としては、一般的に、プライベートと仕事を分けたいからプライベートでは仕事の話をしない主義があるとか、仕事の辛いことは自分が背負うもので家族に弱いところを見せたくないとか、そういうのも考えられると思います。

どちらかといえば昭和のお父さんの価値観に近い感じでしょうか。そうだとすれば、話したくても話せないという可能性はあります。