アヤちゃんも逃げ出す池袋のカオス(後編)

こちらの連載では、少年アヤちゃんが東京各地を散歩しながら、その時に感じた・見たものを写真日記風に語っていきます。

 こちらの連載では、少年アヤちゃんが東京各地を散歩しながら、その時に感じた・見たものを写真日記風に語っていきます。ぜひアヤちゃんと一緒に散歩気分を味わってみてくださいね♪ 
読み進めていくうちに、各地域別の男女の様子が浮かび上がってくるかもしれません。
池袋前編『第3回:執事喫茶で出会った男の子と巨大なビーフ』も合わせてどうぞ!

固くガードされた繊細で壊れやすい乙女の文化に
突然の池袋有名心霊スポット

少年アヤちゃん 東京散歩 池袋

「もう一度確認するね。私たち、執事に無視されたよね?」

「うん…」

「うん…」


 執事喫茶で起きた現実をうまく飲み込めなかった私たちは、何度もそう確認し合いながら乙女ロードを彷徨った。
しかし、悲劇はそれだけで終わらず、続けてなんとなく入った同人誌ショップでは何気なくカメラを触っている所を店員さんに勘違いされ、物凄い剣幕で


「店内は撮影禁止です!」
「写真を消して下さい!」
「今すぐここで消して下さい!」


 と怒られてしまいました。更に別のショップでも、店員さんの態度がどことなく冷たく…。
総合して、乙女ロードの異分子(ひやかし)を積極的に排除する力は相当なものだと感じました。
少し寂しい気もしますが、繊細で壊れやすい乙女の文化は、これくらいに固くガードされていなければ育たないものであり、集まった女子達もまた、そうでなければ安心して翼を広げられないのだと思います。
なので本当に興味が無いのであれば、気安く立ち入らないようにしましょう。

少年アヤちゃん 東京散歩 池袋
少年アヤちゃん 東京散歩 池袋

 とはいえ、「だからって無視はねえだろ!」というショックに乙女心は相当痛み、その後気が付くとサンシャインビルの裏にある公園で、野良猫にエサをあげるヴィジュアル系の女性を眺めていた。

 その公園は、昼なのにどこか閉鎖的な雰囲気で、もっと言うと湿度が高く、妙にじっとりしており、様子がおかしい…と思いつつ進んで行くと、草木の生い茂った中に「永久平和を願って」と書かれた石碑が建っているのを見つけてしまいました。
つまりそれは、かつてここで何か平和でない出来事があったということを示しており、おそるおそる調べてみると、その公園はかつて「巣鴨プリズン」という処刑場の跡地で、A級戦犯者を処刑したという過去のある呪われた場所だったのでした。

 そのせいか、サンシャインで心霊体験をしたという人は後を立たず、グーグルで「サンシャイン」と打ち込んだだけで「サンシャイン 霊」と出て来るほど話題の心霊スポット化(最悪じゃん)。
 そんな恐ろしい場所にビルを建てた人の気持ちはよく分かりませんが、それ以上に、そんな場所で淡々と野良猫にエサをあげているヴィジュアル系女性たちの気持ちはもっとよく分かりませんでした。
呪われていたんだろうか?