恋とセックスは一緒じゃないとダメなの?セフレロマコメの傑作『抱きたいカンケイ』

気絶ちゃんの映画コラム

こんにちは。
気絶ちゃんというふざけた人間です。
夏になると気が狂うことでお馴染みなので、既に部屋ではうる星やつらのラムちゃんみたいな恰好になっています。
夜な夜なU-NEXTさんの配信映画をむさぼりながら部屋の中心で愛を叫ぶ連載2回目です。

「恋」と「セックス」は分けられる?

友人と一度話して以来、折に触れ思い出す議題があって、それは「恋愛とセックスは定食か、もしくは丼か」という話です。
つまりは別々のお皿で同じお盆に乗っていればそれでよいのか、それとも同じ器に乗ってなきゃダメなのかってことです。
前者か後者かは人によりますし、最初は別皿で欲しい、あとで自分で乗っけて丼にする!って人もいるでしょうし、そもそも片方しか要らないよって人もいると思います。
どっちが米かどっちがおかずかみたいなのも紛糾しそう。
雑穀米がいいとか、そもそも麺党だとか…いえ、話が逸れました。
私自身は色も恋もほとんど経験値がなく、展開するほどの持論もありませんが、映画で観るたび人と話すたび、「恋愛とセックス」の切り分けは「結婚と恋愛」とも違うファジーで人間味のある面白い話題だなぁと思うのです。

2011年ごろの一時期、何故かやたらと「セックスフレンドから始まる恋」系のロマンティックコメディ映画が多く公開していて、しかも全部かなり面白かったので私の中で【セフレロマコメの変】として刻まれているのですが(何を言ってる?)、中でも一番のお気に入りが『抱きたいカンケイ』という作品です。
正直、この映画を観ることにした最大のきっかけというかお目当ては、ヒロインのナタリー・ポートマンでした。『レオン』で全世界を虜にした彼女は筋金入りの才媛で、長いキャリアの中でも文学的だったり社会派だったりの作品が多い印象。勿論そちらの演技も素晴らしいものの、喜怒哀楽でわちゃーっとした表情をたくさん見せてくれるロマコメのナタリーも最高です。
完全に余談ですが私は平井堅さんが『君の好きなとこ』という歌をナタリーのポスター見ながらつくったというエピソードが大っ好きで、聴くたびに脳内でナタリー出演のMV(※無い)が流れます。
この映画を観た後でみなさんも聴いてみてください。流れます

私の暑苦しいナタリー愛はさておき、実はこの映画の主役はどちらかというと彼女が演じるヒロインのエマよりも、アシュトン・カッチャーが演じるヒーロー、アダムの方だと言えます。
アシュトンはナタリーとは対照的にシットコムからキャリアをスタートしてコメディ中心に活動してきた、ハンサム好青年キャラの申し子のような人。恐らくは30センチくらいは身長差がありそうな主演2人の化学反応が、なかなか楽しいです。
ひねくれたティーンの時代にほんのすこしご縁があっただけの2人が、再会して酒となんだかんだの勢いで関係を持ってしまう。そんな設定にはありふれたものも感じるのですが、キャラクターや展開が適度に突飛で、でも共感できて、とびきりコミカル。
まず序盤からアダムを襲う「なんだかんだ」が元カノと実父の真剣交際発覚、というのが絶妙です。そりゃ大抵の自棄は許されるわ。

それでも昔からエマにほのかな感情を持っていたアダムは新しい恋を発展させようとするけれど、エマはどこかつれない。
何故ならエマは……クソ忙しい研修医だったのです!!(どーーーん)
いや、勿論、本当はことはそんなに単純ではないのですが。とにかく筆舌に尽くしがたいほどの多忙を極めるエマはデートも交際もお断り。セックスだけでいいんじゃないの?と「しがらみのない関係」を提案します。アダムの方も前の恋に苦い思い出がありますし、一旦はその提案を受け入れますが…

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