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そろそろどこか遠くに行きたい人へ。おうちで楽しむ旅するような映画がおすすめです

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気絶ちゃんの映画コラム

こんにちは。
気絶ちゃんというふざけた名前でTwitterをやっているふざけた人間です。
感染予防etc.で映画館に通うことができなくなったため、食べる揚げものの量が爆増しました。
どうにかやっています。

最近「おうちで観る映画は何がオススメ?」と訊かれることが何度かありました。その人の環境によって何を観れるのかは変わってくると思うのですが、とにかくラインナップが多いというU-NEXTさんで観られる映画をいくつかご紹介したいと思います。
旅には出られない今なので、ちょっと遠くに連れていってくれる映画を集めてみました。

料理が人生を変える?おうちだからこそ“食”を楽しむなら

ずっと家にいてね、と言われるとやはり食は大きな楽しみ。普段通っているお店を応援したいなーとテイクアウトをちょこちょこ買ってみたりしています。地元の八百屋さんやお肉屋さんでも買う。もともと大した自炊もしない私ですが、料理が気分転換になることは激務の前職で学びました。休日つくるのはもっぱらパスタか丼。好きなものだけを入れてざっくり雑につくった一皿(または一丼)にはお味以上の快感を覚えます。
私のチャームポイントは別にお料理上手でもないのにやたらめったら調味料を持っているところです。

どうでもいい話をしてしまいましたが、やはり食には人間が出るし、胃袋の幸福は魂の幸福なんだ、と感じた映画が『シェフ 三ツ星フードトラックはじめました』です。

主人公のカールは高級レストランの総料理長。実力はもちろんあるんですがお上品なタイプではありません。独創的なスペシャリテで勝負したいのに、オーナーは無難な料理をつくれとうるさい。すったもんだの末に不承不承出した指定通りのメニューは、評論家に酷評される。ネットで記事を書くいまどきさに対抗して別居している息子にTwitterのアカウントをつくってもらったら、今度はメール感覚で相手に罵倒まみれのリプライを飛ばしてしまって大炎上。
ドミノ倒しの勢いで職を失ったカールはシェフ人生をスタートしたマイアミに戻った際に、美味しすぎるキューバンサンドイッチと出会って…というのがあらすじです。

変化を望みながらも凝り固まっていた主人公が厨房から飛び出してフードトラックを始めたことで、置き去りにしていた家族との関係や情熱の原点を見つめなおすというストーリーなのですが、一番の見どころはもちろん料理シーン。
美味しそうを通り越して、最早、美味しい。見ているだけで。

ルーティンワークで流れるように調理するいつもの料理も、怒りに任せてつくった新作も、息子のためのホットサンドも、元カノに出したスパゲッティも、そして渾身のキューバンサンドイッチも…。
それぞれのシーンともあっていて、時には台詞よりも多くを語っています。

監督かつ主演(制作と脚本も!)のジョン・ファブローは本人も大の料理好きで見事な手さばきを披露しています。『アイアンマン』シリーズや『ライオン・キング』の大作も手掛けた彼ですが、今作には本人が温めてきた企画ならではの愛情を感じます。なんなら、このあと料理番組も始めてしまいました。(笑)

くまさんみたいなカールの元カノ(※仲はいい)と元妻(※仲はいい)が両方あまりにもイイ女すぎて(何しろスカーレット・ジョハンソンとソフィア・ベルガラ!!)こんなのアリ!?と思わなくもないのですが、段々納得させられてしまう不思議。
料理も料理をする人も、官能的で魅力的ですもんね。

ソムリエで同僚でもある元カノは突っ走るのに傷つきやすい彼にやんわり発破をかけ、ビジネスに成功しつつも息子をしっかり育ててる元妻はやればデキるのに二の足踏んでる彼の背中を押す。「尽くす」以上に深い情を持った二人の描き方も印象的でした。
そういえば2014年当時、これほどTwitterがキーとなる映画はまだ他にあまりなかった気がします。クソリプと炎上には気を付けましょう!!!

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