それなりに給料が高く、意欲もある男を新入社員ないしは2年目の段階で積極的に誘い、完全に女の魅力でメロメロにさせさっさと結婚する。何しろ学生時代に「女日照り」だったような連中なだけに、ラブホテルに入るだけで勃起して後は1日9発、みたいな状態になったりもします。

ある程度信頼できるかな、将来性ある男かな、と思ったときに「私の貴重な28歳の時をあなたに使ってきたんだからそろそろ結婚とかどう？」と自分から切り出す。その段階でその男は「オレって意外とモテるのかも……」みたいに思い始め、若干ゴーマンになっているかもしれません。しかし、恋愛の駆け引きなどはヘタなため、LINEを一切無視するなどの報復をすると途端に気弱になり「ごめんなさい、会ってください」みたいなことを言い出す。

正直、私は男の価値に「ルックス」を持ちだすのはあまり意味がないと思います。そりゃあイケメンの方がいいでしょうけど、イケメンってけっこう浮気しますし、男って別にルックスがいいからって金持ちになったりするワケじゃないんですよね。一部上場企業の社長やITベンチャー企業の創設者を見ても、イケメンってほぼいないじゃないですか。もちろん、あまりにも太り過ぎていたりするのはアウト、というのはありますし、ハゲが生理的に受け入れられなかったりもあることでしょう。それ以外であれば、将来性と天秤にかけ「まぁ、いいか」ぐらいで妥結してもいいと思っています。

ですから、私が皆さんに推奨したいのは「国立大学に通う・ないしは卒業してから数年以内の男」となります。イケメンでないと尚良し。学生時代にモテなかった男というのは、女性に優しいことが多いですし、何しろ就職・その後の転職では強いため、「青田買い」には最適な経歴といえるでしょう。

Text／中川淳一郎