原作を書いたのが妻で、監督をしたのが夫。そして、息子役を演じたのが実の息子。この映画自体の絆が繋がれていくような関係性にも、意味を感じてしまいます。

 停滞した現在の船を進めるのは、激情に溢れた海のような過去なのでしょうか。
詩のように投げかけてくる映像の数々。ジェンマの逞しい女としての生き様と、ディエゴの深い慈愛。二人を1990年代のベストカップルに認定したいくらいです。
その恋は10年後、20年後も色褪せない。これこそ、“恋愛”と呼びたいです。

11月1日より、TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー

監督:セルジオ・カステリット
キャスト:ペネロペ・クルス、エミール・ハーシュ、アドナン・ハスコヴィッチ、サーデット・アクソイ、ピエトロ・カステリット、ジェーン・バーキン
配給:コムストック・グループ
原題:VENUTO AL MONDO /2012年/イタリア・スペイン/129分
URL:映画『ある愛へと続く旅』公式サイト

Text/たけうちんぐ

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