18歳の頃、どこでどうしていただろう。
何を見て、何を感じ、何の音を聞いていたのか。見えないものに憧れて、傍にあるものに嫌悪した日々。
置かれた環境と状況では満ち足りず、妄想に寄り添うように生きてきたなら、この少女の瞳の奥に光る狂気を、記憶の中に探し出せるはず。
映像と音の表現の可能性を追求する、韓国映画界の鬼才パク・チャヌク監督の最新作。
その次から次へと繰り出される狂気の映像世界に、えっ、もうそんな、無理、ちょ、無理だから。あっ、でもすごく、気持ちイイ。って、なんかヤラシイことしているような、後ろめたさと抗えない快感が同時に押し寄せる。
2012 Twentieth Century Fox. All Rights Reserved.
18歳の少女の物語は、こんなにも繊細に激しく狂っていた。
血を流し、自らを慰め、無作為に凶器をかまえる少女は決して“美しい”だけではないのです。
『JSA』で当時の韓国歴代最高の興行成績を記録し、『復讐者に憐れみを』、『オールドボーイ』、『親切なクムジャさん』といった“復讐三部作”で狂乱の映像センスを発揮。多くの熱狂的ファンが待ち望んだパク・チャヌク監督の新作は、なんとアメリカ映画!
『アリス・イン・ワンダーランド』のミア・ワシコウスカ、ハリウッドを代表するトップ女優二コール・キッドマン、マシュー・グードといった贅沢なキャスティング。
韓国からアメリカへ舞台を移したパク監督が見せるのは、復讐より色濃くて煮えたぎる感情。
そして感性が鋭い少女の、目を離した隙にぶっ壊れてしまいそうな一触即発の物語なのです。