愛し合っていたのに、いつからか距離が生まれ、気持ちがすれ違っていく……。あなたにも一度や二度はこんな経験があるのでは?
今作は、過去に「別れ」を決意したすべての女性に贈る、切ない大人のラブ・ストーリーです。
『シークレット・ガーデン』などのヒョンビンと、『サイボーグでも大丈夫』、『チョコレート・ファイター』など、トレンディーから個性的な作品まで幅広く活躍するイム・スジュンが結婚5年目のカップルを演じます。監督は『素晴らしい一日』のイ・ユンギ監督。ベルリン国際映画祭の常連の監督が手がける恋愛映画は、観る人の心に留まる繊細な演出が詰まっています。
写真家、編集者としてそれぞれ成功を収めている彼(ヒョンビン)と彼女(イム・スジュン)。2人は今年で結婚5年目になるが、ある日、車の中で「私、出て行く」と別れ話になる。他に好きな人ができた彼女は別れを決意し、彼は黙って彼女の荷造りを手伝う。
2人がこれまでの暮らしに想いを募らせていると、1匹の子猫が家に迷い込む。猫の飼い主夫婦が引き取りに現れ、彼と彼女はまるで夫婦のように相手をする。雨が降りしきる中、2人は家にこもりことになるが――。
愛し合っていた人と別れる際、葛藤のすえ決断を下したとしても、「愛してる、愛してない」と延々と気持ちが揺れ動いてしまう経験をした人も多いはず。
穏やかな時間の中、彼と過ごした日々を思い出して胸が張り裂けそうな気持ちになったあなたに、この映画は優しく“愛”を問いかけてきます。
結婚5年目の彼と彼女の距離は、今のあなたにどんな生活を想像させたでしょうか?
恋の記憶を紐解くと、まだ知らないあなたの恋愛観に気づけるかも。
3月16日(土)、新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー
監督・脚本:イ・ユンギ
キャスト:ヒョンビン、イム・スジュン
配給:ポニーキャニオン
原題:Come Rain, Come Shine/2011年/韓国映画/105分
URL:映画『愛してる、愛してない』公式サイト
Text/Michihiro Takeuchi