架空の人物が現実世界に現れたら、恋に落ちてしまうかも……。ちょっぴり奇想天外だけど、とってもロマンチックなラブストーリーです。
監督は『リトル・ミス・サンシャイン』が世界中で絶賛されたジョナサン・デイトンとバレリー・ファリスの監督コンビ。6年ぶりにメガホンを取り、『カウボーイ&エイリアン』のポール・ダノと、本作の脚本も執筆したゾーイ・カザンの二人で“小説家とその作品に出てくる主人公”という異色のカップルを作り出します。
19才で天才作家としてデビューしたカルヴィン(ポール・ダノ)は、その後ヒット作に恵まれず悶々とした日々を過ごしていた。彼はセラピストに勧められ、夢に出てきた理想の女の子ルビー・スパークス(ゾーイ・カザン)を主人公に小説を書き始める。そんなある日、朝起きるとレビーがキッチンに立っていた――。
やがて一緒に生活を始める二人。想像で作り出した女の子であることを隠すため、ルビーを周囲と関わりを持たせないようにするカルヴィン。次第に関係がぎこちなくなる二人の恋の行方は?
好きな小説の主人公に恋したことはありますか?
たとえ架空の人物でも好きになってしまえば、文字だけで想像が膨らみ、カルヴィンのように理想の相手を頭の中で作り出したりもするはずです。 あなたなら、どのようなラブストーリーを思い描くでしょうか。
恋をする女性なら誰しもが、好きな人にとっての理想の主人公でいたいですよね。
12月15日(土)よりシネクイント他にて全国順次ロードショー
監督:ジョナサン・デイトン、ヴァレリー・ファリス
キャスト:ポール・ダノ、ゾーイ・カザン、アントニオ・バンデラス、スティーヴ・クーガン、エリオット・グールド、クリス・メッシーナ
配給:20世紀フォックス映画
原題:RUBY SPARKS/2012年/アメリカ映画/104分
URL:映画『ルビー・スパークス』公式サイト
Text/Michihiro Takeuchi