親愛なるAM読者のみなさま、ごきげんよう。
ものすごい愛です。
前回の記事では、お互い30代で付き合って2年になるのに、同棲も結婚も考えてくれない彼に悩む女性からの相談でした。
わたし自身が女性ということもあり、「そろそろ結婚じゃな~い?」と世間が無責任に押し付けてくるプレッシャーには怒りを覚えますし、出産にタイムリミットがあるという事実を男性にも理解してほしいなどつい女性目線での考え方に寄ってしまうのですが、男性だって「結婚するからにはきちんと養えるように!」といった社会的責任を押し付けられたりもしているんですよね。
その事実を忘れてはいけないな、と改めて身が引き締まる思いです。
彼に嫌われたくなくてヘラヘラしてしまう
【相談】
彼氏との関係に悩んでいます。 私は21歳で、初めて彼氏ができました。付き合うまでは本当に楽しい友人で、元カノがクラスメイトだったこともあり、彼の恋愛観などを面白おかしく聞いたり、適当にLINEの返事をしたり、遊びにも誘えました。ですが、付き合ってからは「彼女と遊ぶのは月1ぐらいでいい」「LINEも電話もほとんどしない」といった彼の過去の発言がチラつき、嫌われたくないと思ってしまい行動できなくなりました。わがままも聞いてくれるとても優しい彼氏にもかかわらず、彼女という特権よりも友人という気楽な関係が恋しくなってしまっている自分に腹が立っています。
もっと関係について話す時間が必要だと思いますが、いつも会うとヘラヘラしてしまい、ちゃんと話ができません。重いと思われたくなくてグルグル考えてしまいます。卒業後の進路や住むところが離れていることもあり、ちゃんとしたいなと思っているのですが、 初めての彼氏でどうしたらいいのか右も左も分かりません(21歳女性)。
たいへんありがたいことに、この連載『命に過ぎたる愛なし』には、日頃から多くの相談が寄せられています。
悩みというのは多種多様で、それぞれの事情や背景もありますから、どれも一括りにすることはできないのですが、みなさまから送られてきた相談文に目を通すと、「かもしれない不安症候群」の方が多い印象を受けます。
彼に嫌われてしまう“かもしれない”、こんな風に考えている自分は重い女なの“かもしれない”、こんなことを言ったら今の関係は終わってしまう“かもしれない”、今の彼と別れたら新しい彼氏ができない“かもしれない”……そういった自分の頭の中に浮かんだ“かもしれない”という想像によって、目の前にある事実以上に不安が大きくなり、一歩踏み出すことを躊躇してしまっているのではないでしょうか。
きっと、あなたもその1人なんじゃないかな~と、相談文を読んでそう感じました。