自分の優先度を下げてまで、我慢することはない

 もちろん、転職したり出世したりして環境や責任の重さが変わって、一時的に大変な状況になることはもちろんあります。そういうときに、わたしだけを見てよ! と求めるのはいくらなんでもワガママで無責任すぎる。
よくドロドロの愛憎劇が繰り出されるドラマなんかでは「アタシと仕事、どっちが大事なの?!」という愚問が見受けられますが、この2つは全くの別物で比べるようなことではないですよね。
だからといって、ご自身の優先度を常に下の方に据えて我慢する必要はありません。
どちらが上でどちらが下という話ではなく、要所要所で優先すべきことが何なのかを判断することが大切だと思います。

 わたしはこの連載を始めてから、相手と直接話し合え!!!自分の気持ちを伝えろ!!!わざわざ言わなくても察してもらえると思うな!!!ということを一貫してお伝えしてます。
恋人に対して“結婚”というワードを口にするのを憚れる人はたくさんいると思います。
しかし、以前の記事でもお話しした通り、結婚はあくまでもスタート地点にすぎません。
これから先、もっともっと大きな壁にぶち当たります。
その度に配偶者と協力し合って乗り越えていかなくてはならないのですから、スタート地点で躓いてる場合ではないのです。
ましてや、あなたは「将来的に彼の介護をしたい」「もし結婚できないなら一生独り身でいる」という覚悟ができているぐらいですから、結婚の話をしてもいいのではないでしょうか?

 相談内容から読み取れる限り、あなたはとても彼に気を遣っているように感じます。
彼に「仕事を優先したい」という都合があるように、あなたにだって自分の都合があるはず。
それは当たり前のことで、別にワガママでもなんでもないのだから、彼に伝えてもいいのです。
年齢や収入差があったとしても、関係性は絶対に対等ですし、そうあるべきことです。