毒親に育てられた子の心が晴れることは一生ないのだろうか/戦慄かなの

毒親に育てられた女性の画像 freestocks.org

こんにちは、戦慄かなのです。

いきなりですが、皆さんは親なら誰しも自分が産んだ子どもを愛しているに違いないと思いますか?

本来ならそう考えられて当然だし、そうあるべきだと思います。でも実際は、愛情の欠ける親によって子ども時代を破壊された人がたくさんいます。世間のそういった常識や価値観によって、「親に愛されていないと思う私は親不孝者なのではないか」と自分を責め、親から受けた仕打ちとの矛盾に苦しむ人がいます。

でも、自分が産んだ子どもだからといって、無条件に愛すことが出来ない親もこの世にはいます。そればかりか子どもを憎み、妬み、心の底から嫌う親もいるのです。信じられないという人もいるかもしれませんが、ニュースでよく見る親の手によって殺された子どもたちは果たして愛されていたと言えるでしょうか。

子どもは子どもらしく生きる権利がある

子どもは誰でも子どもらしく生きる権利があります。ですが私の子ども時代は子どもらしくいれたことなどなかった。私は小学校に入ると同時に母と妹と3人で暮らし始め、虐待も同じタイミングで始まりました。

私はインタビューなどで過去の虐待のことを聞かれると、ネグレクトのことだけを少し話してあとは黙ってしまうんですね。私は過去の話はライトに話すと決めていて、非行の話とかは割と面白おかしく話せるんです。だけど、虐待の話だとどうしても重くなってしまうし、そういう話をすると反感を買いそうであまり詳しく話したことはありません。

「子どもが言うことを聞かないと罰を与える」とか「子どもに脈絡のない怒りをぶつける」親は、子どもに毒のある親として「毒親」と呼ばれます。「しつける」ことと「傷付ける」ことは全く違う。毒親に傷付けられた子どもの心は、歳を重ねても癒されません。