一般的に、最初に好きになった人と結ばれることはほとんどありません。だから初恋相手と結婚したという人を世間では珍しがります。この人以外にいないかもしれないという思い込みは恋愛初心者にありがちなもので、その期待値が半端ないからこそ、実際付き合ってからの失望も大変大きく、だからこそ初恋は成就しにくいものなのです。

あなたが大好きな彼も実際付き合えないからこそ、あなたの思い込みはどんどん加速していっています。彼を美化し過ぎているかもしれないという可能性についても今一度考えてみてください。

彼のことを「私の運命の人」だと思う気持ちもわかります。それはとてもロマンティックなお話ですからね。永遠という言葉が好きな人が一定割合いるのは、世の中に出回っている恋愛作品にそういったものが多いことからも確かなことなのでしょう。

でも身も蓋もない話ですが「運命の人」なんて私はいないと思います。なぜなら人は日々変わり続けて、変わっていくフェーズ（段階）によって必要とする相手は変わっていくからです。

つまり自分自身が日々変わっていることに目を背けている人が、不変や永遠を信じているとも言えます。うわっ、なんか今凄く恐ろしい指摘をした気がします。すみません。

両親の不和を目の当たりにして、恋愛や結婚に興味を持てなかったあなたが今回、変わって興味を持つことができた。人は変わるんです。それをあなたが自分で証明したのです。だからあなたはこれからも変わることを恐れずに進んでください。

妻子持ちの彼のことは結論から言うと諦めた方が良いと私は思います。ただ、あなたも人間です。気持ちの整理等があるのでそれなりに時間をかけても良いと思います。気持ちの整理がついたら、周囲に視野を広げるのが良いと私は思います。

最後に、恋愛デビュー記念に私の好きな歌でバーブラ・ストライザンドの歌の「People」という曲の一節をあなたに贈りたいと思います。

♪People who need people are the luckiest people in the world♪

「人を必要な人は世界で一番幸せな人だ」という意味です。
今は1人の私も何処かでこの歌詞を信じている自分がいて、不器用なりに今もそんな誰かを探し続けています。だって幸せになりたいじゃない。ふふふ。