あなたは相談文で
「私は自分のコンプレックスを他人に勝つことで満たしているので、負けている(しかも彼氏がそれを把握している)ことが耐えられません。」
と書いています。その考えていることがあなたの言動にも出ています。
人の言動にはその人の考えることが滲みでるからです。

私は当事者でないのであなたの正直な気持ちの吐露を面白がれますが、実際の当時者だったらどうでしょう。最初は夢中であなたと付き合っていた男性達が離れていったのも、そこに起因するのではないでしょうか。

賢いあなたは直接的にマウンティングはしなかったのでしょう。でもあなたが実は心の中で相手をマウンティングしまくっているということを1.5年くらいかけて男性達も気が付いたのでしょう。男性って少し鈍いところがありますからね。それくらい時間がかかったのです。

生き難い考え方を持ってしまったあなた。すぐにはその考え方の癖は抜けないでしょう。 もしかしたらお付き合いには向いていないかもしれませんね。そのことを自覚するだけで、生き易くはなるはずです。

あなたは頭も良く、努力家です。そのことを仕事に活かしてはいかがでしょうか。今は女性の活躍が期待される社会です。真面目にやれば偉くなっていくと思います。ただ、あなたは早かれ遅かれそこでも壁にぶつかるでしょう。力を持った人間が次のステップに行くには男女にかかわらず愛嬌が大切になってくるからです。
なぜなら愛嬌の無い権力者を人は恐れ、その人に力を与えなくなるからです。すぐには無理かもしれませんが、もし本気で人に負けたくないと思うなら、愛嬌トレーニングをしてみてはいかがでしょうか。

弱みをチャーミングに吐露できるユーモアと。どうでも良い負けはニッコリ放っておいて、勝負できるところに集中できるしたたかさ。まずは仕事でやってみてください。

仕事でできればそれがプライベートでもできるようになるかもしれません。
そうしているうちに本当にマインドがリセットされていきます。
目先の競争で自分を見失うのではなく、自分が心からやりたいと思ったことをにっこり達成できるというのが本当の勝者なのだと私は思います。
焦らずゆっくり取り組んでみてください。私もそう心がけて生きています。

TEXT／肉乃小路ニクヨ