彼が選んだのはあなた

仮に彼がその既婚女性に気があったとしても
現在交際相手に選んだのはあなたなのです。
彼からも「心配しないでいい」という言葉を告げられています。
それでも心配をするのは相手を尊重していないことになるのではないでしょうか。

愛に溺れて自分を見失いたいというのはあなたの望みですか?
それは本当に愛なのですか?
彼の過去までも支配したいというあなたの欲望ではありませんか?

あなたは正式な彼女なのです。
あなたの方が既婚女性の方よりも
彼との愛を育む時間が遥かに多くあります。

その時間に二人の愛を育てようと思いませんか?
彼を自分に惚れさせようとは思いませんか?

私ならそう考えます。相手の過去を考えて憂鬱な気分になって
何も手につかない状態になるよりもそちらに注目して時間を過ごす方が
ずっと恋愛や人付き合いの経験値が高まると思いますがいかがでしょうか?

試される時間

そんなの優等生の発言だと思うかもしれませんね。
たしかに妬み、僻み、嫉みという感情は誰でも持っているものです。
もちろん私にもあります。
人間だからいったんは、妬んだり、僻んだり、嫉んだりするのは仕方がないでしょう。
ただそれに囚われてしまうと何も変わりません。

人生には意味がない、ただのDNAの運び屋で成長などないという考えもありますが、
あなたはそうでないと考えているはずです。
少しでも良くなりたいから他人に相談をしていると私は思います。

だからどうぞ戻れない過去や目に見えない影に怖れを持たず、
現在と未来の愛を育んでみて
ください。
万万が一、彼が裏切って既婚女性のもとに行ったとしても、
あなたには経験値が残ります。そのことを見てくれる人は必ずいます。

一番大事なのは自分自身

極論をいうと誰よりも大事なのはあなた自身です。
付き合う男はいくらでも替えが効きますが、あなたは替えがきかないのです。
妬み、僻み、嫉みに溺れることは大切な自分自身を沼にハメることです。
沼にハマってヌメヌメと不幸な女ごっこをするのは楽しいかもしれませんが、
それは全くの思考停止です。

一方、あなたが彼と同じようなことをされたらどう思うでしょう?
別れた元配偶者とまだつながっているのでは? 好きなのでは?
と彼から疑いの目を向けられたらあなたはどんな気持ちがしますか?

自分がされて嫌なことを他人にしないというのも
生きていく上でのマナーだと思います。
あなたの精神衛生上も良くないですよね?
どうかご自身を大切にするという点でも過去や疑念に
囚われることない選択をされることを願っております。

TEXT/肉乃小路ニクヨ

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