「彼がおごってくれない…」お金目当てじゃないけど、さみしく感じてしまう女性のお悩み

払うつもりもないのに「おごるよ」

デートでおごってくれない彼氏に不満を持つ女性の画像

今回のお悩みはデート代について。別にトクをしたいとか、彼のお金が目当てだとか、そういうわけではないけれど、なんかさみしい。自分はおごられ下手なのだろうかと悩む相談者にニクヨさんが「おごられ上手」について語ります。

【お悩み】
6歳年下の彼氏とのデート代についてご相談です。私の彼は、デートの費用を払うつもりがそれほどないのに一度「おごるよ」と言います。というのも、私がそれに対し一言でも「私も出すよ」などと言うと、すぐに割り勘に切り替えてしまうのです。あるときは、彼が私の買い物代を「おごる」と言うので「ほんと?」と聞くと、「どっちでもいいよ」と返されました。結局、「じゃあおごって」とは言えずに私が支払ったこともあります。まるで私が支払うであろうことを見越した上で、おごるポーズだけとっているように映り、少し腹立たしく思います。
私はなんておごられ下手なんだとか、彼におごらせたいなんて卑しいとか悩みましたが、 最近もしかしたらこれは彼と私のお金に対する考え方のギャップのせいかもしれないと思い始めました。彼は「男は一生働いて女を養うべき」と信じて生きてきた人です。それに付随して「女は結局男の金が目当て」という偏見も持っているようです。「女は結婚したら一生男の金で生きられるから羨ましい」というような発言もありました。
その発言から類推するに、彼は「男が払うべきだけど、できれば払いたくない」と思っているのかもしれません。
一方私は、正社員として働いており貯金もあります。母親が父親から金銭的DVを受けていたことから、女性の経済的自立はマストと叩き込まれて育ちました。当然彼とは、金目当てなんかで付き合っているわけではありません。私は、相手が男だからとか食事代が浮くからではなく、単純に嬉しいからおごってほしいのです。おごるということは、相手と過ごした時間にお金を払うだけの価値があると表明する行為だと思うからです。
割り勘は気楽だけど、毎回だと寂しいです。ちなみに私が彼におごることもあり、彼はすんなりおごりを受け入れます。だけど私は彼に「金目当て」と思われたくないあまり、おごってほしいことが言えません。彼を嫌な気分にさせずに今後のお会計について話し合いたいですが、急にお金の話をすると相手を警戒させてしまいそうです。上手い切り出し方や、言い争いにならないコツなどを教えていただけないでしょうか。(29歳/女性)

年下の男と付き合う覚悟

文面を見るとたしかにあなたはおごられ上手ではありませんが、おごられ下手と言うほどでもなくいたって普通の感覚の方であると思います。おごられないのはあなたが付き合っている相手が6歳年下だからです。あなたが29歳で相手が6歳下ということは23歳。社会人経験の長いあなたに比べると、まだ経済力が無いのは明らかで、無理をさせたいと思わなければ、割り勘かあなたがおごるケースが多いのは仕方ないのではないかと思います。

もしもあなたがおごられたいなら、同年代か年上の方と付き合ってください。彼が一度はおごるよという素振りを見せるのは彼の小さなプライドを守るためです。男ってそういう小さくてしょうもないプライドがあるものなのです。それを可愛いと思うか思わないかで、年下の男と付き合えるかの適性が分かれます。年下の男は、基本はバカです。バカを教育しあなた好みに変えることができるというところに年下の男と付き合う醍醐味があると私は思います。

「男は一生働いて女を養うべき」
「女は結局男の金目当て」
というのはたしかに偏見です。

でもあなたの振る舞いが彼の偏見を少しずつ取り払っていると思います。人は急激には変われません。少しずつ変わっていくのです。あなたの愛想が尽きるまでで結構なので、様子を見てください。

年下と付き合うと忍耐が必要になります。ただそれは長い人生で考えると悪いことではありません。いつかは自分より年下の人が多くなるので、そのときの人付き合いに活きてきますし、自分がおごっていると、この先おごられたときにありがたさをより感じることができるでしょう。

あなたは先行投資をして、年下の人間と付き合う勉強をしているのです。良いレッスンだと思ってできるだけ付き合ってみてください。