「あの人を好きって決めたのは私」腹を括ろう2019年

長井短さんの画像

新年あけましておめでとうございます! 2019年も、「内緒にしといて」こっそり連載させていただこうと思います。今年もみなさん、よろしくね。

さてさて2019年。みなさん、今年の抱負は決まりましたか? 欲望は全然とめどないのでなかなか1つの抱負を設けるのは難しいけど、やっぱり幸せな恋……したいよね……2019年、ハッピーエンドでキメたいよね……!

そんなわけで新年一発目のテーマは「幸せな恋」いやいやテーマでかすぎ!だけど今年一発目だしでか目のやついっとこうよってことで、始めちゃうぞ!!

両思いでも全然大変

幸せな恋ってなんだろう。みなさんは、どんな恋を望みますか? アイドルみたいな美形と付き合いたい? それともすごいお金持ち? そんな古臭い定型文は放っといて、単純に自分の愛する人と両思いになりたいよね。「両思い」って言葉はめちゃくちゃ強い。友達のカップルに会った時、いつも口をつくのは「めちゃくちゃ両思いだね!良いね!」っていう馬鹿みたいな台詞だ。

でも、そんな楽しい恋愛をぶち壊す人たちがいまーす! それは心無い視聴者たち。私たちを取り巻く、人をそっとしておくことができない奴ら。あの人たちって本当にうるさい。

「え、どこがかっこいいの?(笑)」から始まって、「え、そんなとこデート行ったの?(笑)」「プレゼントがそれ~?!(笑)」「なんか……まぁ幸せなら良かったね(笑)」「でも心配!もっと良い人いるよ!」語尾で笑えばなんでも許されるわけじゃない。散々ケチつけて最後に思いやりの仮面をつけても無駄だし、マジでこいつらなんなの~うるさ~~い!

基本的に、人の恋愛にケチつけてくる人ってのは今の自分に納得いってない人が多いし、シンプルに八つ当たりなので全然真に受ける必要はないけれど、それでもやっぱりテンションは下がる。悲しくもなる。

こんな露骨な意地悪以外にも、自分の恋の幸福度が低下することってのは日常に溢れていて、例えばあまりにも幸せそうなデートの写真がSNSに投稿されているのを目にしたり、スーパーで楽しげに買い物している見知らぬカップルに出くわしたり。他所が羨ましくて幸福度が下がる時もあれば、単純に好きな人が連絡をくれないとか、彼氏が寝てばっかりとか、当事者間のパターンもある。

どうしようもないのだ。意味ないってわかってても、全然悲しい気持ちになっちゃうよ。それはわたしたちが弱いからとかじゃない。それくらい、好きな人が世界の中心に来てしまっているのだ。大好きで仕方ないんだから、しょうがない。クールで分別のあるふりするのは今はやめよ。好きな人のことはどうしようもなく好きなのだ。