早く帰って来て。ゆっくり帰っていって。
実は、結構大きくなるまでお盆が結局どういうものなのか私は全然わかっていなかった。恥ずかしい・・。
迎え火と送り火があって、野菜の馬に乗って帰ってくること。もし、このことをあんまり詳しくわかってない人がいたら、是非3月のライオンを読んでみてください。一発でお盆への愛が深まる漫画です。
日本はお盆だけど、この「ご先祖様が帰ってくる期間」みたいなのって、世界中の色んな場所に、それぞれの習わしがあって、例えば最近公開していた「リメンバーミー」も、メキシコ流お盆のお話でしたよね。
国は違っても、それぞれの場所で、それぞれの人たちが、それぞれのやり方で亡くなった人に思いを馳せているってのは、なんだかすごく、世界は一つって感じがして良いよね。
そんなわけで、私も今年のお盆は祖父母の家で亡くなった人に思いを馳せたわけです。お盆のやり方に則って、私なりの祈りを込めて。
お爺ちゃんの家には仕事終わりで行ったから、夜遅くに到着した。家の近所まで行くと、「うわ〜!」みたいな雄叫びが聞こえて、え、マジで何?こんな時間に誰かいるの?と思ったらそれは私のお爺ちゃんで、到着が遅い私を心配して家の外で待ってくれていた。バンザイをしながら私に駆け寄ってくるお爺ちゃん。マジかよ。
私がここに現れただけで、こんなに喜んでくれるのかよ。そんなことって、生きていてそうそうないぞ。お爺ちゃん、遅くなってごめんね。