スーパー暴君で逆モテ

 まず、「モテたい」という感情を滅するために、友達がいることの喜びで胸をいっぱいにしましょう。
そのワクワクを丸ごと抱えながら、集合時間きっかりに、今にもカブトムシを取らんとする少年のような格好で登場。

 まだ眠たい仲間たちを目覚めさせるために、車の中では鉄板サマーJ-POPを熱唱します。音源はもちろん、あなたの作ったミックスCD。このプレイリストで絶対にモテたみを出さないでください。センスなんてどうでもいいんです。

 とにかくみんなを盛り上げることを一番に考えて。つまり1曲目は「慎吾ママのおはロック」決定。

 海に着いたら水着に着替えます。マジで自分の好きな水着を着ましょう。日焼け止めは更衣室で塗ってください。あなたが女であることの主張が強くなると、世界観がブレます。

 遂に海水浴開始です。コーラを飲んでぶち上がりましょう。ZIMAなんて飲まないでください。遊び方はいたってシンプル。子供時代に従兄弟と行った海を思い出してとにかく童心に戻るのです。本気出してください。相撲取ってください。男の子を砂浜に投げ飛ばしちゃいましょう。

 夕暮れ時には、私服に戻りだした仲間たちを海に引きづりこみましょう。簡単に海水浴を終わらせてはいけません。この瞬間が永遠に続くようにと祈りを込めて、容赦なく水中にぶち込みましょう。

 夜はストロングゼロをキメます。テンションはピークを迎え、その結果、炎がなくてもキャンプファイヤーを始めることができます。「キャンプファイヤーみたいだね!!」を連呼して、仲間たちを踊らせましょう。ジンギスカンは帰りの車内まで続きます。

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