恋人と上手にケンカしよう―怒る練習をした話/カワウソの結婚

「結婚をやってみよう」と思い立ち、そのための真人間プロジェクトを立ち上げたカワウソ祭さん。結婚前は相手との相性を知るために、いくつかの判断項目を挙げていました。「ケンカをしてみる」ことが重要だという、その理由とは?

海に向かって歩む手をつないだカップルの画像
by Adam Kontor

 2度めまして! カワウソです。初回の公開以降、たくさんのお祝いメッセージを頂きました。すべて嬉しく拝読しております。ありがとうございます! 恥ずかしい!!!!!
初回では結婚しようと思うまでをまとめましたが、そこからどうしたかを辿ります。

偶然から必然への地固め

 たまたま運よく素晴らしい人に出会い、それでは結婚やってみよう!!! などと意気込んだものの、なるべく慎重になろうと思いました。ここで急ぐと、お互いに何か重大な見落としや勘違いがあるかもしれないと案じたのです。
そのため、結婚までのToDoリストは具体的な準備と別にして、「こういう場面を迎えれば、性格や相性の善し悪しが浮き彫りになるのではないか?」と思うものを挙げました。昔話に「難題婿」という、嫁のお父さんから難しい試練を与えられる婿の話の種類がありますが、似たような試練を己に課する形です。
ちなみに、婚約すると法的拘束力が発生するので、この期間を「結婚を前提としたお付き合い」としました。真面目か?

☑特別な日を一緒に過ごす
デートや記念日の過ごし方の好みを知る
☑普通の日を一緒に過ごす
食の好みや家事に手間をかけたい度合いを知る
☑都合半年間一緒に過ごす
半年くらい過ごして共通言語ができると落ち着くはず。興奮状態から脱しておく
☑毎日一緒に暮らす
朝起きて寝るまで、お互いに快適に過ごせるかどうか
☑目標金額を目標日までに貯める
お金に対する感覚を知り、資金作りを一緒に試みる
☑面倒な計画を遂行する
旅行など、計画から実行まで時間がかかることに挑む
☑ケンカをする
ここが最も重要です。くわしく解説します

過去の失敗を繰り返さないために

 カワウソは滅多にケンカをしない代わりに、怒り方が大変ヘタクソで、ポイントカード式で怒るクセがありました。
腹が立ってもすぐに感情を表現できず、とりあえず怒りを心の収納に押し込んで、心のポイントカードにハンコを押すという怒り方です。このハンコは「預かり印」なので、ポイント欄が埋まると、貯めた怒りと「別れ」を交換するのです。

 これは自分でもつくづく嫌でした。だって怖いから。そんな怒られ方したくない!
せっかく結婚に挑むなら、この怖いポイントカードを捨てたい。同じ過ちを繰り返さないためには、“まともなケンカ”を学ぶ必要がある。お互いに素直な感情を出して健全に揉める、ちょうどいい規模のケンカ。
しかし、いい歳こいた大人の恋愛は基本的に何の障害もなく、ただ愉快に毎日が過ぎて行きます。困ったぞ!