札幌は11月でもどっぷり冬!でもそこには「冬のひまわり」が咲いていた…!?

冬にひまわりが咲くんですか?

雪が積もり始めた11月の札幌

札幌に来ました。
11月の北海道は、ちょっぴりシーズンオフな感じです。イベント施設は10月末で閉まっていたり、冬のオンシーズンを迎える前にちょっぴり休館していたり。ということは、必然的にグルメの旅になるわけですね。あったかい室内で、スープカレーやお寿司、ジンギスカンなど、口がいくつあっても足りなそう。

しかし11月は、東京で言えばまだ冬を目前に控えた秋って感じですが、札幌はもはやどっぷり冬でした。だってもう雪まみれでしたよ?

以前、雪の季節に北海道に行ったときは大変だったんです。
キャリーバッグは雪で転がせないわ、転がらないキャスターの代わりに自分の靴は滑るわ。そして空気は痛いほど寒くて、外を歩く気力を吸い取られました。

なので今回は、脱着式スパイクを買い、ダウンコートにセーターにヒートテック、160デニールのタイツと遠赤外線靴下と、おしゃれとか三の次くらい、とにかくモコモコ分厚い防寒重視のラフなスタイルで札幌に乗り込んだんですよ。

ところで『ガラスの仮面』で有名な美内すずえ先生の短編に、「冬のひまわり」(『13月の悲劇 (白泉社文庫―美内すずえ傑作選)』より)という短編があります。
主人公の女子がふとしたことで隔離された村にたどり着くと、そこでは人々は氷点下だというのに半袖で歩き回り、氷のベッドで眠り「体を温めると病気になっちゃう」などと言って、冷製にも程があるかき氷みたいなスープを美味しそうに飲んでいます。とにかく、体感温度がとんでもなく低い人種が住んでる村にひまわりが咲いていた、というお話です。

札幌に来てびっくりですよ。
10度にも満たない気温の中、ほとんどの人たちはジャケットだかセーターだかよくわからない、通気性のよさそうなアウターしか着てないし、ストッキングにパンプスなんて人もいましたよ! ここは冬にひまわりが咲くんですか?

しかも、和久井がランニングシューズにスパイクつけてガッキャガッキャ音立てて歩いてるっていうのに、8cmヒールとか履いてる女子がゴロゴロいるんです。そのピンヒールの先にはスパイクがついてるんですか?