感じませんか?私たちの恋愛に付きまとう窮屈さ
現代において、女として恋愛することは実際かなりシンドイぞというのが、怠惰な私の率直な感想です。
「自分らしく生きよう!」「女性も自立した人生を歩もう!」と、さも素晴らしいことのように説かれる風潮にもかかわらず、実社会では昔ながらの女性としての役割も依然厳しく求められる。
人の生き方や価値観はこんなにも多様化しているのに、恋愛→結婚という手順を正確に踏まなければ、“女としては欠陥品”という烙印を押されてしまう。
巷に溢れる成功事例を読み漁り「愛される女になるためのコーディネート」「彼のハートを掴むテクニック」「幸せになるための○個の法則」…永遠に尽きることのない指南書を粉骨砕身、律儀に実践してみても、恋がうまくいく保証なんてどこにもない。
マジメに向き合うと“重い女”と敬遠され、戦略的に頑張ると“計算高い”と恐れられる。気軽に楽しもうとすると“ビッチ”と軽蔑され、こうしてウダウダ書き連ねていると“拗らせてる”と嗤われる。
恋愛って、人を好きになることって、こんなに窮屈で苦しいものだったっけ?
これは他ならぬ私自身も長らく悩み、そしてこれからもきっと囚われ続けていくであろう、不安でもあります。