65歳になると不倫のデメリットがなくなる?

ふと考えたのは、一般的に起きる「不倫のデメリット」って60代になればどうでもいいことばかりだな、ということでした。

不倫のデメリットといえば、まず既婚者の相手にばれて訴訟になることですが、60代ともなれば「退職金の一部」から支払うこともできます。
「老い先短いんだから、好きなことにお金使いなよ」なんて私も祖父母に言っていますが、不倫デートから慰謝料まで、幅広い使い道があるわけです。

また、不倫相手が子持ちだったりすると「相手のお子さんが悲しむ」なんて言葉もありますが、それも彼女の言葉からすれば「もう子どももいい年になって落ち着いてるから、気にしていません」。そりゃ、そうですよね。

――じゃあ、”不倫”という関係で悩んだり、困ることはありますか?

「ありますよ。私が死んだら相続は夫と子どもに行ってしまうでしょう?本当なら彼に全部あげたいんだけれど・・・・・・。でも、それは子どもたちが許してくれないでしょうから」

還暦不倫で悩むのは相続!もちろん彼女の夫も子どもも、お金目当てで家族関係を保っているわけではないと思うのですが、確かに自分の親が65歳になって「新しいカレピができたんでよろしく☆ってわけで財産はぜーんぶカレピのものね☆☆」って言われたら「何でそんな奴にいきなり全財産取られるんだ!?」となるかもしれません。

お話を聞く前は「熟年離婚しちゃえばいいじゃん」と思っていましたが、確かに相続も絡む離婚となれば、泥試合になることは容易に想像がつきます・・・・・・。