光が照らし出す世界で
その代わり今の時代には今の時代なりの新しい苦労が出来ました。
それは何もかも白日のもとに晒されてしまう苦労や
みんなが発信できるようになったが故のSNSのシャイニー比べです。
みんながカメラを持っていたり動画を撮れる時代です。
またみんながSNSや動画サイトを使い
撮った情報を簡単に世界中に発信できる時代です。
噂や悪口もネットを通じてすぐに拡散します。
またSNSで私生活をオープンにする人も多くなり、
インスタ映えなんて言葉が出てきたり、いいねの数やフォロワー数を競うという
競争も増えてきました。陰が無いから光の強さを争う時代になったのです。
そういう不毛なシャイニープレッシャーは昔に比べると増えたように感じます。
逆にみんなが優等生で明るく気さくな振りをしなければならないので
そのストレスやそういう競争に疲れた人達の逃げ場が無くなり、
引き篭もる以外の選択肢が見え難くなりました。
アメリカの大統領選挙で去年トランプ大統領が誕生したのも
シャイニープレッシャー、優等生プレッシャーに嫌気がさした人達の
無言の抗議のように私は思います。
いずれにせよ昔を単純に美化したり、現状に落胆するのは簡単なことです。
いつの時代も色々な角度から時代を見つめ、面白がって生きたいものです。
だって笑って過ごすも、鬱々として過ごすも同じことなら、
笑って過ごした方が楽しくあっという間に過ぎますものね。
その方が私は好きです。ふふふ。
Text/肉乃小路ニクヨ
次回は <一生ペーペー扱いでいられますか?他人に敬われたい気持ちは言葉で表現できる>です。
言葉遣いを正すことは自分が大切に扱われたい気持ちを相手に向かってきちんと表現することにほかなりません。態度や言葉を適切に使ってはじめて、私たちは相手から尊重されることができるのかもしれません。
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