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  • 2017.07.04

考えていることなんてどんどん変わる!「ライブ感」を生かした人生と仕事の進め方

自分の考えがその時々によって変化していることも、定点観測しなければなかなか把握できないもの。連載を通して日々自分の思うことを綴ってきたニクヨさんは、2年のあいだに大きく思考を変化させ、職業も変わりました。ライブ感のある人生の進め方を選び取ってみませんか?

肉乃小路ニクヨのニューレディー入門

 私がこの連載を始めてから今回でちょうど2年が経ちました。

 この連載を続けられたのはひとえに読んでくださる読者の皆さまと
我慢強く見守ってくださったAM編集部の皆さんのおかげです。
本当にありがとうございます。
欲を言えば、書籍化……できるといいですね。
大幅に加筆、修正はもちろん、
ヌードも辞さない覚悟(迷惑行為)でビジュアルも頑張ります。

2年の変化

 さて、この連載が始まってからの2年の間に
私は女装20周年を迎え脱毛を開始し、仕事を辞めて
兼業OL女装から専業のニューレディーおじさんになりました。

 この連載でも私の節目やプライベートなども赤裸々に書いてきたつもりです。
古くから文章には人間性が現れると言われているので、私の下世話で
底意地が悪いところもだいぶお見せしてしまったかもしれません。
でも私はその時々でなるべく正直に誠実に書いてきたつもりです。

 ニューレディー入門というタイトルをつけたところからも察していただける通り、
この連載は当初、私が生きてきて身につけた知恵や考察を妹のような読者の皆さまに
提供したいと思って始めました。
最初は私の個人ブログのストックからピックアップして書いていたのですが、
書いた当初と考えが変わっていたり、時代背景が変わって来たので、
大幅に修正を加えるようになりました。
そしてそのうちに私が現在進行形で感じたり考えていることの
着眼点や現時点の考察を書くように変えていきました。

 だから、途中からこの連載はその時その時の自分の考えをライブ感覚で書いたものです。
書きながら今の私はこう思っているということを積み重ねていくうちに
気がつくと自分の書いたことに背中を押され、 私はいつの間にか脱毛を開始し、OLとの兼業女装から専業へと覚悟を決めました。

ライブのチカラ

 この連載もライブ感覚ですが、4年前から毎週出勤しているお店もライブ感覚です。
お客様、半分くらいは初めましての方ですが、その方達と楽しく会話し
お酒を飲まなければなりません。 会話をキャッチボールすることも必要です。
また衣装もアクセサリーも飽きられないように、
だけど会話の邪魔にならないように、季節感を大事にしながら選びます。
 ショウタイムも同様です。
ミッツさんやダイアナさんやバビ江さんと3年間毎月イベントをしているうちに
失敗もありましたが、新しいレパートリーや古いショウのおさらいも出来て、
ステージでの自信に繋がりました。これもライブ感覚です。

 歌も4年前から自分でイベントを立ち上げて開催してやっているうちに
ちょっとは成長して他のイベントに呼んでいただけるようになりました。

 AKBさんやモーニング娘。さん達も常設の劇場での豊富なライブ、握手会で
鍛えられて、メキメキと力をつけてきました。
私もアングラで規模はずっと小さいですが、ライブで少しずつ経験と自信をつけて
応援してくださる人を少しずつ増やしてきました。
そうして少しずつの変化を積み重ねて、それが結構大胆な決断に繋がったのです。

ライブ力は現場力

 この感覚は仕事全般にも通じるところがあると思います。
仕事をしながら変化をすることは生きていることの醍醐味です。
私は不器用で最初から上手くできることが少なかったけど、
執着心だけは人一倍ありました。
これからもこのライブ感覚と執着心を大事にして活動を続けていきます。  さて、何でこんなこと書いたのかというと
7月からお店に出る回数を増やします。
あと、毎週歌を披露する機会を強制的に作ります。
詳しくは個人ブログまで。ふふふ。

 では今後ともこのライブ感覚のある連載にお付き合いください。
不束者の私でございますが、何卒よろしくお願いします。


Text/肉乃小路ニクヨ

次回は <あふれる情報を上手く咀嚼するには?自分らしい軸やフィルターの作り方>です。
洪水のように大量の情報があふれてくるSNSの時代、私たちはどのような取捨選択をすればいいのでしょうか?テレビが興った時代にラジオが生の情報を発信する媒体に変化したように、媒体にあわせて基準をみつける「軸」をつくることが大切かもしれません。

ライタープロフィール

肉乃小路ニクヨ
東京の片隅でひっそり生き続けるちょっぴりしょっぱくてサワーなニューレディー。オーバー40歳、崖っぷち女装
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