Loading...

「私、めちゃくちゃ失敗しますので」大清廉潔白時代の世の中で/長井短

長井短の画像

外出自粛が緩和されて、少しずつ元の世界に近づきつつありますが、皆さんいかがお過ごしですか? 私は完全に生活リズムが壊れて、現在も立て直せていません。朝って…こんなに眠いんだね…。外に出かけられない日々が続いたので、新しいものに触れる機会も少なくて、その分昔を懐かしむ時間が増えました。そうなると生まれるのは恥ずかしさに悶える時間。あ〜恥ずかしい。思い出したくないけど思い出しちゃったから、思い出しついでに愛を込めて、恥ずかしい思い出との付き合い方を描こうと思います。あ〜恥ずかしい。

恥ずかしいセックスをして参りました

思い出したくないことほど思い出してしまう現象に、名前ってついてないの? ありとあらゆるタイプの恥ずかしい思い出があるけれど、中でも羞恥で鳥肌が立つのはエッチなタイプのエピソードだ。それも、飲み会帰りとかの勢いだけが原動力で起きたやつ。そんなん思い出したらもう羞恥で死ぬよ。飲み会での自分の酔っぱらい方も恥ずかしいし、その後のホテルまでの流れも恥ずかしい。ホテルの中なんて恥ずかしいの極み。朝日の中での別れ際は恥ずかしすぎて記憶がない。思い出したくないけどふとしたときに思い出しては一人で赤面し続けること、みんなにもあるよね?

極々最近まで、この恥ずかしさと向き合えずにいた。ふと思い出して赤面しては、必死に別のことを考えることでやり過ごすくらいしか対処法がなくて、ずいぶんしんどい思いをしてまいりました。赤面するたびに「なんであんなことしちゃったんだろう」「なかったことにしたい」「誰にも言えない」ってクヨクヨと体育座りをしていたけれど、これってどうなんだろう? そこまで恥ずべきことなのか? なかったことにしたいって本気で思うほど悔やむこと? 突然こんな疑問が生まれた。どうしてこんなことを考えたかっていうと、世は大清廉潔白時代で、なんだかそれに疲れてしまったからかもしれない。

前後の連載記事