ニューレディー入門 -淑女への道-

女装はオネエの頭脳プレイ。慶應生が女装に目覚めるまで

慶應の大学生だった肉乃小路ニクヨさんが、ほんの余興のつもりで21歳のときに女装を始めて、20年。当時のニクヨさんに影響を与えたのが、パソコン通信を通じて知った「Camp」の精神、つまりマイナスイメージを帯びた言葉をあえて受け入れることでプラスの意味にひっくり返す、同性愛者たちの頭を使った戦いでした。

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 女装を始めて今年で20年になります。
私の人生で、一番長く続いていることが女装です。
21歳で女装を始め、気がつくと41歳まで続けていました。
始めた当時はまさかこんなに長い間続けるとは思ってもみませんでした。
だって、女装はほんの余興のつもりで始めたことでしたから。

 当時、私は21歳の大学生でした。
20歳の時に慶應義塾大学の華やかさについていけずノイローゼになり、勝手に休学しました。
休学中に、父親の死を経験し、塾講師で社会勉強をして、ゲイに関する本を沢山読んで理論武装してました。
21歳の春、ようやく自分を受け入れることができて学校の近くで再び一人暮らしを始め、復学したばかりの時でした。

 私は手始めにゲイのパソコン通信を始めました。
私が始めたパソコン通信はUC-GALOPという名前のところでした。
そこは当時大学生だったブルボンヌ先輩が始めたところで、私とブルボンヌ先輩が出会ったきっかけの場所です。
当時のパソコン通信はまだ敷居が高く、学力と知識がある一定レベルないとアクセスできないものだったので、ゲイ初心者の自分にとってはちょうどいい社交の場でした。