受容することで得られるもの
人の顔色を見ながら、仕事をするなんておかしい、
自分らしく、ありのままの自分で働きたいという意見もあります。
今はダイバーシティーの時代で、多様性があってしかるべきだ
という意見もあります。
ただ、それは仕事が出来るようになってからの話だと私は思っています。 まずはその文化を受け容れてみた方が良いと思います。
一生懸命受容してみて、駄目だったら駄目で経験にもなります。
気付きも多いし、芸の幅が広がりますし、合わなかったら
見切りをつけることもできます。
自分らしさなんて、自分らしくあろうということを目指して出てくるものではなく、
意識せずとも滲み出てくるものです。
二十代は凄い技能や特技をを持って入社した人でない限り、
自分の出来る仕事を増やしていく時期で、ある意味修行の時代です。
でもそれを我慢や押し付けと受け取るのか、
自分のスキル獲得のための過程と捉えるかで、意味合いが変わって来ます。
何のために媚を売るのかを忘れないで
本心から良い人になれ、マインドから変えろなんてことは言いません。
面従腹背も社会人スキルの一つです。
まずは環境に順応し、そこから仕事で自分の力を発揮するために
修行期間は周囲に媚を売っているのです。
忘れないでほしいのは、
媚を売るのはノウハウを貰う、仕事を覚えるまでの時間稼ぎです。
履き違えて、媚を売るのが仕事だと勘違いする人も多いので、
たまに振り返ることも必要です。
私も今はフリー女装の駆け出しなので、
42歳ですが、仕事に慣れるまで、周囲に可愛がられるように
媚びを売りながら必死にノウハウを吸収しています。
そんな中でも目的を忘れて、媚を売ることで仕事をした気にならないように
気を引き締めて取り組んでいきたいと思っています。
Text/肉乃小路ニクヨ
次回は <からだに潤滑油を取り入れるメリット。あなた自身をつくる食事について考えてみた>です。
自分の身体を作っている食事を手作りする時間は大切なもの。たまに失敗することはあっても、なにが入っていて、どうやって作られているのか考えることができる自炊によって自分に向き合うことができます。なかでも良質なオイルをとることで内側からのきれいづくりに一役買ってくれます。これをきっかけに内側を見直してみませんか?
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